自分を大切にする時間を取ろうと決めたのに、いざそうしてみると、どうしても頭の片隅で「あの連絡を返さなきゃ」「あれも終わらせていないのに」と、やるべきことのリストが浮かんできてしまう。
そんなふうに、他のことを放置しているような気がして、結局心から休まることができない……そんな経験、あなたにもありませんか?
僕のところへ相談に来てくださる方々の中でも、この「休むことへの罪悪感」に苦しんでいる方は本当に多いです。
休んでいるはずなのに、まるで自分が怠けているような、何か悪いことをしているような感覚になってしまう。
でもね、僕は思うんです。その罪悪感というのは、あなたがこれまでいかに一生懸命、周りのことや誰かのことを考えて生きてきたかという、「優しさの証」だと思うんです。
人に対して責任感が強くて、誠実で、目の前のことを大切にしたいという気持ちが人一倍あるからこそ、その「空白の時間」に耐えられなくなってしまうのですね。
でも、少しだけ立ち止まって考えてみてください。
あなたの心や体は、決して無限に走り続けられる機械ではありません。
携帯電話だって、充電が切れたら動かなくなりますよね。それと同じで、僕たち人間も、ちゃんと充電をしてあげないと、本当の意味で誰かのために力を発揮したり、目の前の仕事に向き合ったりすることはできなくなってしまいます。
そう考えれば、「自分を大切にする時間」というのは、何かを放置してサボっている時間ではなくて、より良く生きるための、一番大切な「準備時間」だと言えるのではないでしょうか。
休んでいるときにふと罪悪感が顔を出したら、そのたびに心の中でこんなふうに自分に声をかけてあげてほしいんです。
「今は、次に動くための大切なエネルギーを溜めているんだよ」 「休むことも、私の仕事の一つなんだよ」
そうやって、自分自身に「休む許可」を出してあげてください。
最初は、なかなかうまくいかなくて当然です。罪悪感が出てくるのは、あなたの心が今までずっと頑張り続けてきたという、とても健気なサインなのですから。
そんな自分を責める必要なんて、どこにもありません。
もし罪悪感で苦しくなったときは、少しだけ深呼吸をして、温かい飲み物を飲んだり、お気に入りのブランケットにくるまったりして、ほんの数分だけでも、自分のための時間を持つことから始めてみてください。
その積み重ねが、いつか必ず、あなたをふっと軽くしてくれるはずです。
あなたは、休んでもいいんです。
何もしない贅沢な時間を、自分自身にプレゼントしてあげてください。
それが、結果として、あなたの周りにいる大切な人たちを大切にすることにも繋がっていくのですから。
心理カウンセラーとして、僕はいつでもあなたの味方です。
あなたの心が、少しでも穏やかに休まる時間が持てますように。