理由もないのに気持ちがドーンと沈んでしまったり、体が鉛のように重くて動けなくなったり。
そんな毎日のなかで、一番理解してほしい大切なパートナーから「怠けているだけじゃない?」とか「また機嫌が悪いの?」なんて冷たい言葉をかけられたら、本当に悲しいですよね。
心が張り裂けそうになるくらい傷ついて、孤独を感じてしまうのも無理はありません。
これまで多くの人間関係の悩みに耳を傾けてきましたが、この「更年期の体調不良への無理解」に涙を流す女性は本当にたくさんいらっしゃいます。
まず知ってほしいのは、あなたが動けないのも、気分が落ち込んでしまうのも、決してあなたの心が弱いからでも、怠けているからでもないということです。
更年期は、体の中のホルモンバランスが、自分の意志とは関係なく急激に変化していく時期です。
いわば、嵐の中を一生懸命に進んでいるような状態なんですよね。
それなのに、外側からはその嵐が見えないから、夫は「サボっている」ように誤解してしまう。
この「見えない苦しみ」を分かってもらえないことこそが、何よりも辛いエネルギーになってあなたを苦しめているのだと、僕は思います。
男性には、このホルモンの大波による心体の変化が、どうしても感覚として想像しにくい部分があります。
だからといって、あなたを傷つけていい理由にはなりませんが、彼らもどう接していいか分からず、戸惑っているケースも少なくありません。
もし少しでもお話しできそうなタイミングがあれば、「怠けているのではなく、どうしても体がコントロールできない時期なんだ」ということ、そして「責められると、すごく悲しい気持ちになるんだよ」ということを、ただの事実として伝えてみてください。
そして何より大切なのは、あなたが自分自身の最大の味方になってあげることです。
できない自分を責めないで、「今は嵐の中にいるんだから、休んで当然だよね」と、自分の心に優しい言葉をかけてあげてくださいね。
あなたはもう、十分にがんばっています。
少しでもあなたの心がふっと軽くなり、優しい風が吹き込みますように。