毎朝、鏡の前に立ったとき、あなたは自分にどんな言葉をかけていますか?
寝癖がついていたり、少し顔がむくんでいたり、昨日の疲れが残っていたり。
鏡に映る自分を見て、つい「はぁ、今日も疲れてるな」とか「もっと綺麗だったらいいのに」なんて、ため息をついてしまうこともあるかもしれませんね。
心理カウンセラーとして、これまで多くの方の心の声に耳を傾けてきました。
その中で気づいたことがあります。それは、私たちは他人にはとても優しい言葉をかけられるのに、自分自身に対しては、驚くほど厳しい「審査員」になってしまいがちだということです。
でも、ちょっと想像してみてください。
もし大切な友人が、朝から一生懸命に準備をしていたら、あなたはなんて声をかけますか?
きっと「おはよう、今日も頑張ってるね」と、温かく微笑みかけるのではないでしょうか。
僕は、その優しさを、まずは「鏡の中のあなた」に贈ってあげてほしいなと感じています。
やり方はとてもシンプルです。
毎朝、顔を洗った後や歯を磨いた後の鏡の前で、自分と目を合わせて、自分史上最高の笑顔を作ってみてください。
「ええっ、そんなの恥ずかしいし、無理に笑えないよ」と思うかもしれません。
最初はそれでいいんです。ぎこちなくても、引きつっていても大丈夫。
大切なのは「笑顔の形」を作ることそのものにあります。
実は、脳には面白い仕組みがあって、口角を上げて笑顔の形を作るだけで、「あ、今、幸せなんだな」と勘違いして、心を前向きにするホルモンを分泌してくれると言われています。
だから、心が追いついていなくても大丈夫。まずは「形」から入ることで、心が後からふんわりと軽くなっていくのを助けてくれます。
僕は、この習慣を「自分との待ち合わせ」だと思っています。
誰のためでもない、あなた自身があなたの「一番の理解者」であり続けるための、大切な10秒間。
鏡の中の自分に向かって、心の中で「今日もよろしくね」「あなたは、そのままで十分素敵だよ」とささやいてあげてください。
社会の中で過ごしていると、どうしても「誰かと比較した自分」や「期待に応えようとする自分」ばかりが目についてしまいます。
「もっとちゃんとしなきゃ」「もっと成果を出さなきゃ」
そんなふうに自分を追い込んでしまうときこそ、鏡の中の自分だけは、あなたの絶対的な味方でいてあげてほしいのです。
失敗した朝も、自信をなくした朝も、鏡の中のあなたは、ずっとあなたと一緒に歩んできました。
誰よりも長く、誰よりも近くで頑張ってきたあなたに、最高の「お疲れ様」と「大好きだよ」を笑顔で届けてあげましょう。
この習慣を続けていくと、不思議なことが起こり始めます。
自分のことを少しずつ受け入れられるようになると、周囲の人との関係も、驚くほど柔らかく、穏やかなものに変わっていくことが多いのです。
自分を大切にするエネルギーは、そのまま周りの人への優しさへと繋がっていく。
僕は、幸せの連鎖は、いつも「自分自身の笑顔」から始まると信じています。
明日の朝、目が覚めたら、洗面所の鏡を楽しみにしていてください。
そこには、世界でたった一人の、かけがえのないあなたが待っています。
少しだけ口角を上げて、優しく目を細めて。
あなたからあなたへ贈る、最高の笑顔。
その小さな光が、あなたの今日という一日を、優しく照らしてくれますように。
心理カウンセラーのうさぴょんでした。