逆流性食道炎をご存知でしょうか。
最初は軽い症状でも、放っておくとがんにつながる危険性があります。
①逆流性食道炎とは
食道と胃をつなぐ筋肉が弱まり、胃酸が胃から食道へ逆向きに流れてしまう病気です。
胸焼け、おう吐、ゲップといった症状が多くみられます。
原因は便秘、ストレス、脂質の摂り過ぎ、アルコールの飲み過ぎなどがあげられます。
逆流性食道炎を治療せずに放っておくと、食道が炎症を起こしてがんになる可能性があります。
もう少し詳しく知りたい方は、こちらも参考にご覧ください。
②逆流性食道炎の食事療法
逆流性食道炎は、脂質の量と食事の時間を管理します。
<脂質の制限>
脂質は1日30g程度が目安です。
健康な人はだいたい50〜70g摂っているので、半分くらいに制限します。
脂質が多く含まれる食品、あなたは食べすぎていませんか?
もしかしたら、たくさんあるかも知れません。
<食事の時間>
寝る直前の食事を避けます。
食後4時間以上経過してから寝るようにします。
横になると、胃酸が胃から食道へ逆向きに流れやすくなるからです。
どうしても食後に横になりたい方は、少し頭の位置を枕などで高くすることが大切です。
③逆流性食道炎の治療方法
胃酸を出すのはたらきを抑える薬を飲みます。
胃酸を少なくして、胃から食道に逆向きに流れる量を減らします。
重症の場合は、手術することもあります。
なるべく胃酸が少なくても消化できるように、消化しやすい食品を摂りたいです。
まとめ
逆流性食道炎は食事療法と薬物療法のどちらも必要です。
食事療法のポイントは脂を減らすことです。
マヨネーズ、揚げ物、パンや洋菓子を減らすことで簡単に脂を減らすことができます。
アルコールも控えましょう。