「やりたいことがあるのに、なぜか動けないんです」
占いの場でも、こういうご相談はとても多くあります。
そしてお話を聞いていくと、多くの方が『できない理由』をたくさん持っています。
「時間がない」
「お金がない」
「親の面倒を見ないといけない」
「良い物件が見つからない」
「協力してくれる人がいない」
もちろん、どれも現実的な問題です。簡単に無視できるものではありません。
でも、ひとつだけ言えることがあります。
『できない理由』を、自分の外側にばかり探している間は、やりたいことはなかなか動き出しません。
なぜなら、自分の外側は、自分では完全にコントロールできないからです。
親の状況も、景気も、環境も、タイミングも、完璧には整いません。
でも、不思議なことに、本当に少しずつでも前へ進む人というのは、『今できる範囲』をちゃんと見ています。
まだ独立できなくても、副業として少し勉強を始める。
理想の物件がなくても、情報収集だけは続ける。
時間がなくても、一日十五分だけ準備をする。
そういう人は、占いでお話をしていても変化が見えるのです。
半年前には『何もできません』と言っていた人が、次に来た時には『資格を調べ始めました』『少し貯金を始めました』『一人だけ相談できる人ができました』と話してくれる。
それはまだ完成ではありません。
でも、確実にゼロ地点から動いています。
やりたいことというのは、最初から全部の条件が揃って始まるものではないのです。
むしろ、多くの場合は『足りないものだらけ』の状態から始まります。
それなのに、まだゼロ地点にいるまま、『完璧な条件』だけを探し続ける人がいます。
問題が全部解決したら。
不安が全部なくなったら。
誰かが応援してくれたら。
理想の環境が揃ったら。
でも、その『百点の場所』は、待っているだけではなかなか来ません。
そして厳しいようですが、『できない理由』ばかり見続けていると、人はどんどん動けなくなります。
『いつ叶いますか?』だけを考えても、現実は動きにくいのです。
未来がある人というのは、『完璧だから進める人』ではなく、『不完全でも少しずつ進める人』なのだと思います。