朝、目が覚めても、なんとなく体が重い。
やらなければならないことは頭に浮かんでいるのに、どうしても動けない。そんな日は誰にでもあります。
「今日はだめだな」と思うと、さらに気持ちは沈みます。けれど、実は「やる気」というものは、最初から満タンで出てくる日ばかりではありません。
特に真面目な人ほど、「ちゃんとやらなきゃ」「全部終わらせなきゃ」と、大きな塊で考えてしまいます。
でも、やる気がない時に必要なのは、「気合い」ではなく「それを小さくすること」です。
例えば「掃除をしなければ」と思うと、それだけで疲れてしまいます。部屋全体、片づけ、床掃除、棚整理……頭の中で一気に広がるからです。
そんな時は「引き出し一つだけ」に変えてみる。
たったそれだけでもいいのです。
仕事も同じです。
「仕事をしなければ」では重すぎます。
「この書類だけ見る」
「メールを一本だけ返す」
「タイトルだけ考える」
そこまで小さくすると、不思議と人は動けます。
やる気がない時というのは、怠けているわけではなく、「大きさに圧倒されている」ことが多いのです。
山を見上げると苦しくなる。でも、足元の一歩だけなら進める。
そして不思議なことに、人間は少し動き始めると、次ができることがあります。
引き出し一つのつもりが、その周りまで片づけ始める。
書類一枚のつもりが、気づけば仕事モードに入っている。
もちろん、毎回そうなるわけではありません。引き出し一つで終わる日もあります。それで十分です。
「今日は何もできなかった」ではなく「引き出し一つできた」と思えば、それはちゃんと前進です。そしてその引き出し一つは、それほど大変ではなかったと実感できます。
占いでも「運気が停滞している時期」という言い方をしますが、そんな時期は、無理に大きく動こうとしない方がうまくいくことがあります。
大きな決断より、小さな整え。
大改革より、机の上を少し片づける。
そういう小さな行動が、止まっていた流れを少し動かしていきます。
やる気がない日は「全部やる日」ではなく「小さくする日」
それを覚えておくと、少し楽になるかもしれません。