不動産購入の裏話と闇 パート②

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コラム

【不動産購入の裏話と闇を共有する重要性】

不動産の世界には、一般の消費者が知り得ない“もう一つの現実”が存在します。
「仲介手数料無料」「未公開物件」「特別な優遇」「早い者勝ち」――これらの言葉は一見すると魅力的ですが、その裏には、業者側の利益を優先する構造や、買主が不利になる仕組みが潜んでいることが少なくありません。

◆ なぜ裏話を知ることが大切なのか
不動産取引は、多くの人にとって「一生に一度の大きな買い物」です。
その一方で、契約書や説明書には専門用語が並び、営業担当者の言葉を鵜呑みにしてしまうケースが後を絶ちません。
しかし、もしその営業トークの一部が「方便」や「演出」だとしたら?
もし“無料”や“特別”の裏に、あなたの不利益が隠れていたとしたら?
知識を持たないまま進めてしまうことが、最も危険なのです。

◆ 「無料」「特別」には必ず理由がある
仲介手数料無料の業者が存在するのは、 altruism(無償の善意)ではなく、構造上の「別の儲け」があるからです。
売主側から報酬を得ていたり、抱き合わせで金融機関や保険を指定されたり、他業者を排除して“囲い込み”を行ったりと、
“無料”の代償として中立性やサービスの質が犠牲になっているケースが数多く見られます。
結果、買主は気づかぬうちに不利な条件で契約を結び、後からトラブルや後悔に直面します。

◆ 「焦らせ商法」と「形だけの説明」
「他にも申込が入っています」「今日決めないと他に取られます」――
こうした“焦らせトーク”も業界では定番です。
冷静な判断力を奪い、「今しかない」と思わせて契約を急がせる。
さらに、最も重要なはずの“重要事項説明”すら形式的に流され、買主が理解しないままハンコを押す現実があります。
「読み上げて終わり」「説明したことになればいい」という文化が、消費者の無知を利用しているのです。

◆ 知ることで、防げる被害がある
裏話や闇を共有することは、“不信を煽る”ためではありません。
むしろ、消費者自身が「知っている」ことで、業者に誠実な対応を求める力を持てるのです。
営業トークの裏を見抜き、契約内容を理解し、必要な質問を遠慮なく投げかける――
そうした姿勢こそが、あなたと家族の資産と安心を守る最大の防御になります。

◆ 正しい情報こそ、最大の武器
不動産業界の裏側を知ることは、恐れることではなく「守るための知恵」です。
情報を知ることで、“焦らされない”“騙されない”“損をしない”判断ができます。
不動産の購入や売却で失敗する人の多くは、「知らなかった」だけなのです。
だからこそ、僕たちはあえて“裏話”を共有し、真実を伝えることを使命としています。


【未公開物件の闇】

① 「未公開」と言いつつ“売れ残り”の再利用
「ネットに出ていない=貴重」ではなく、実は以前ネットに出して売れ残った物件を数ヶ月寝かせてから“未公開”として再登場させるケースが多い。
「掘り出し物」ではなく、「売れ残りの化粧直し」かも。

② 囲い込みによる“情報操作”
売主から物件を預かった不動産会社が、他社に紹介させず、自社で買主も見つけて両手仲介の手数料を狙う。このために「未公開物件」と称してネット非掲載にし、買主の選択肢を意図的に狭めている。市場に出るべき情報が、恣意的に“隠されて”いる。

③ 「未公開あります」は客寄せパンダ
「未公開物件ありますよ」とLINE広告・DM・チラシで誘い、実際に来店すると…「すでに申込入りました」「条件に合う別物件をご紹介します」という流れで、本命物件ではなく在庫整理物件へ誘導されるケースが多い。未公開という名の「釣り餌営業」。

④ 業者しか知らない状態=価格競争が起きない
本来、物件は広く流通することで価格が市場原理に沿って決まる。
しかし、未公開の状態では競合が現れず、業者主導の“いい値”で売れるため、買主が“相場より高く買わされる”こともある。

⑤ 売主の事情を隠すことができる
未公開なら、ポータルサイトの閲覧履歴や検索エンジンに残らないため、離婚・相続・夜逃げ・心理的瑕疵などの売主側の事情を「目立たず売る」ことが可能。
買主が背景を知る機会を奪われている。

⑥ 「水面下=安く買える」は幻想
「未公開だから安い」は誤解。むしろ情報をコントロールできる側(=業者)に有利で、買主は競争も比較もできず、値引きも期待できない状況に。


【おとり物件の闇 6つの実態】

「おとり物件(囮物件)」とは、不動産業界において実際には契約できない、存在しない、もしくはすでに成約済みであるにもかかわらず、客寄せ目的で広告に掲載される物件のことです。
これは法律で禁止されている不当表示(景品表示法違反・宅建業法違反)に該当する場合があり、悪質な業者に見られる手口です。

◇なぜおとり物件を使うのか?
業者の目的は以下のような「客寄せ」です。
(1)相場より魅力的な物件で興味を引き、問い合わせを増やす
(2)実際に店舗へ来店させること
(3)「その物件はもう終わってしまって…」と別の高額物件を紹介するための誘導(いわゆる「抱き合わせ営業」)

① 「釣り広告」で集客し、別物件を売る
・安くて駅近、築浅、条件抜群なのに妙に長期間ネットに残っている物件…
・問い合わせると「申し込み入ってます」「今ちょうど審査が…」
最初から“売る気がない物件”で客を釣っている。

② 「直近で決まったばかりです」と毎日言ってる
・実際には数週間~数ヶ月前に成約しているのに、今日も同じセリフ。
・法的には違反(景品表示法・宅建業法)でも、取り締まりがゆるい。

③ 問い合わせ情報を「囲い込みの材料」にする
・おとり物件で問い合わせさせ、顧客情報を確保する。
・来店時に他の“両手物件”や在庫物件に誘導。
買う側が釣られて情報を抜かれ、条件の悪い物件を勧められるリスクも。

④ 「現地待ち合わせで断られた」パターン
・現地集合を指定すると「今は立ち入りできない」「鍵の手配が…」と理由をつけて回避。
・実在しない物件だった可能性大。

⑤ 実は業界内でも「暗黙の了解」
・SUUMOやアットホームでも「おとり物件の通報窓口」はあるが、削除されてもまた再掲載される。
・業者内では「釣り玉(つりだま)」という業界スラングも存在。

⑥ 売れ残りや訳あり物件への誘導トラップ
・おとり物件で来店した客に「似た物件ありますよ」と言って、日当たりが悪い/旗竿地/事故物件/価格が高めな在庫処分的物件を紹介される。
意図的に“比較対象”としておとりを使い、本命を“マシ”に見せるテクニック。

◇おとり物件で来店させる手口の流れ
① ポータルサイトに“釣り物件”を掲載
実際は存在しない、または契約済みの物件を「駅近・築浅・家賃安・設備充実」など魅力的な条件で掲載。
相場よりも明らかに安く、「これ掘り出し物かも!」と感じさせるよう設計。

② 問い合わせが入ると「まだありますよ!」と返答
メールや電話で問い合わせても、「まだ内見できます」「空いてます」と案内。
実際はその時点で契約済み or 最初から存在しない

③ 店舗に誘導
「人気なので早めに見に来たほうがいいですよ!」などと急かして来店を促す。場合によっては「来店予約が必要です」と誘導することも。

④ 来店後に「さきほど埋まってしまって…」
店舗に行くと、「たった今決まってしまいました」などと説明
または、「他のお客様と重なっていて…」と曖昧にごまかす

⑤ 代替物件を紹介してくる
本命ではない高額・条件の悪い物件を出してくる
「似た条件の物件もいくつかありますよ」と次々に紹介
長時間店舗に拘束し、「せっかく来たから…」という心理に付け込む

◇使われるテクニック
・焦らせ戦略
「もうすぐ埋まる」「他にも見てる人がいる」と急かす。希少性アピール
「この条件はめったに出ない」と特別感を出す。

・比較誘導
最初に“幻の格安物件”を見せて、通常物件を「マシ」に見せる

◇実際の現場の声(業界の裏話)
①中には「広告に載せる物件は目を引けばいい、成約できなくてもOK」と公言する業者も存在
②大手ですら「集客ノルマ」に追われ、グレーゾーンに踏み込むことも
③店舗スタッフには「とにかく一度、店に来させろ」という指導があることも…

◇対策・見破る方法
①内見の予約が曖昧だったり、資料送付を渋られたら怪しい
②「その物件の最新状況を確認したいので、レインズの登録情報を見せてください」と依頼(※本当にある物件なら見せられるはず)
③あまりに理想的すぎる物件は疑ってかかる
④電話時に「先に物件状況を確認して、来店の判断をします」と伝える

※ちなみに違法です

おとり広告は【宅地建物取引業法 第32条】および【景品表示法】に明確に違反します。
違反すると → 指導・業務停止・免許取り消しの対象にもなります。
ただし実際は、軽い指導や掲載削除で終わることが多く、“やった者勝ち”の風潮が残っているのが現状。

ではまた。
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