忙しかった今日という一日の締めくくりに、自分のための数分間の時間を作る。ブログでコーチング、VISION GARDENです。
今日も一日、本当にお疲れ様でした。
「今の会社を辞めたい」「もっと自分に合う環境が他にあるはずだ」と口にしながらも、気がつけば何年も同じ場所で、同じ愚痴を言い続けている……。そんな「行動を起こせない自分」に対して、自己嫌悪を抱いてしまう夜はありませんか。
「自分はなんて意志が弱いんだろう」「口先ばかりでダサいな」と。
でも、まずはそんなふうにご自身を責めるのをやめてみませんか。
■ 「変わりたいのに変われない」のは、意志の弱さではない
あなたが今の環境から動けないのは、決してあなたに決断力がないからでも、意志が弱いからでもありません。
心理学の世界に、「二次的利益(疾病利得)」という概念があります。
これは、一見すると「不満で苦しい状況(マイナス)」であっても、実はその状況に留まり続けることで、無意識のうちに何らかの「メリット(利益)」を得ているという心の仕組みのことです。
どんなに現状に不満があっても、人は「変わることの恐怖」よりも「変わらないことのメリット」が上回っている限り、決して動き出すことはできません。
■ あなたが無意識に握りしめている「隠れたメリット」
例えば、あなたが無意識に握りしめている「変わらないメリット(二次的利益)」には、こんなものがないでしょうか。
未知のリスクや失敗を冒さなくて済む(確実な安全)
「本気を出せば、いつでも環境を変えられる」というプライドを保てる(傷つかない)
うまくいかない人生を「会社や上司のせい」にしておける(責任の回避)
人間の脳はそもそも変化を嫌い、「今の安全」を最優先するようにプログラミングされています。あなたが現状維持を選んでいるのは、心が必死に自分自身を守ろうとしている正常な防衛本能なのです。
■ その「安全性」を手放してでも、見たい景色はあるか?
VISION GARDENのコーチングでは、あなたが無意識に守ろうとしているその「安全性」を、「逃げだ」「言い訳だ」とジャッジして無理やり引き剥がすようなことはしません。
まずは、「ああ、自分は『傷つかないためのメリット』をしっかりと握りしめていたんだな」と、ジャッジせずにテーブルの上に並べて、認めてあげることが大切です。
その上で、静かに自分の心(コンパス)に問いかけてみてください。
「その『絶対に傷つかない安全性』を手放してでも、本当は見てみたい未来の景色はありますか?」
■ 魔法の一発逆転はいらない。まずは「気づく」ことから
いきなり明日、辞表を出したり、一か八かの大きな決断をする必要なんてありません。
まずは、自分が「現状維持の隠れたメリット」を握りしめているという事実に気づくこと。それが、モヤモヤから抜け出すための最も確実な「最初の一歩」になります。
もし、一人で心の整理をするのが難しかったり、自分の本当の願いがどこにあるのか分からなくなってしまった時は、ぜひ一度セッションでお話しを聞かせてください。
正論やアドバイスを押し付けるのではなく、対話を通じて、あなたの中にある本当の答え(コンパス)を一緒に見つけに行きましょう。
【今日の問い】
今の環境に留まることで、あなたが無意識に「守っているもの(傷つかないプライド、責任の回避など)」はなんだと思いますか?