事業が拡大し、自分1人では対応しきれない!
そんなときは、業務委託として個人と労働契約を交わすか、社員を採用する必要が出てきます。
でも、社員を採用するといっても雇用形態は様々あります。
役員、正社員、パート、アルバイト...etc
雇用形態にはそれに伴ったメリットやデメリットが存在します。
今回は「パート・アルバイト」に焦点を当てて解説していきたいと思います!
今後、社員を雇用しようと思っている方は必見ですので、是非最後までご覧ください!
◆パート・アルバイトとは?
まず、パートとアルバイトの違いについてですが、実は法的区別はありません。
法的にはパートタイム労働者は正社員よりも労働時間を短い労働者を指します!
企業によって、短時間労働者をパート、アルバイトとそれぞれ別の意味で使い分けたり、その企業独自のルールにより区別していることになります。
世間一般のイメージでは、パートは正社員に近い責任、労働時間や労働日数であったり、主婦の方がされている、といった感じだと思います、
一方、アルバイトは短期間での労働契約であったり、学生やフリーターが「バイトしている」といった感じでしょうか?
いずれにしても、両者に明確な区別はないことを留意してください!
◆正社員との違い① <雇用期間>
正社員は無期雇用契約が前提としており、契約期間は定められていません。
一方、パート・アルバイトは正社員と同様に雇用契約に期間を定めない場合もあれば、有期雇用契約とすることも可能です。
有期契約の場合、契約期間の上限は労働基準法により原則3年とされています。
雇用形態については正社員が正規雇用、パートは非正規雇用となります。
厚生労働省の「令和3年パートタイム・有期雇用労働者総合実態調査の概況」によると、有期雇用パートタイムを雇用しているのは、企業全体の27.1%となっております。
全体の3割近くが有期雇用で企業にとって大切な柱であることが伺えます!
◆正社員との違い② <労働時間>
労働時間は、「労働基準法」により原則1日8時間、1週間に40時間までと定められているため、基本的には、正社員は労働基準法の基準内で勤務することとなります。
ただ、例外的に36協定を締結することでこの「40時間」を超えて労働させることもできます!
36協定については以下の記事をご参照ください!
この36協定を適用しない限りは、一般的には労働基準法ギリギリのライン、つまり1日8時間労働×5日間=40時を所定労働時間としている会社が多いです!
一方、パート・アルバイトは「パートタイム・有期雇用労働法」によって「1週間の所定労働時間が通常の労働者よりも短い労働者」とされているため、労働時間が正社員よりも短くなります。
就労時間が限られているために、仕事内容としては軽作業や正社員のサポート業務が多いなどの特徴があります!
◆正社員との違い③ <給与・年収>
先述したように、正社員は正社員の給与は一般的に月給制や年俸制といった固定給となり、一般的には基本給はパートやアルバイトよりも高く設定します。
一方、パートの給与は時給制であることが多く、給与は基本的に正社員よりも低く設定します。
例外的に、「時給の正社員」や「月給のパート」などの雇用形態・給与体系としている会社もありますが、正社員の給与のほうが優遇されることが大半です!
また、正社員に賞与や昇給の機会がある企業の中には、パートには支給されないケースの方が多い傾向にあります。
支給されるとしても、正社員とは比較にならないほどの金額であったり、
「寸志」というかたちで「3万円」で支給するなど、パートの方が冷遇されるのが一般的といえるでしょう!
昇給についても、時給の大幅アップは見込めないことがほとんどです!
賞与については以下の記事をご参照ください!
◆正社員との違い④ <モチベーション>
先述したように正社員は昇給や賞与といったものがパート・アルバイトよりも優遇されているため、仕事に対するモチベーションは正社員が高い傾向にあるといえます!
仕事の内容としても、パート・アルバイトは正社員よりも労働時間が短いことから、補佐的なものや単純作業など多く、モチベーションを高く維持することはなかなか難しいのが現状でしょう!
学生時代にアルバイトを経験したことのある方であればご理解いただけると思いますが、
アルバイトをしていて「もっと頑張りたい!」とか「この業務を改善させればより効率的に仕事ができるのではないか?」といった向上心を持つことは稀だと思います。
(私はただ時間が過ぎるのを待っていました笑)
大きな責任を持つ仕事を任せられないため、その分、業務の品質が向上することは少ないのは必然的といえます!
「パート・アルバイトのやる気がない」というわけではなく、やる気が出るための仕組みになっていないのです!
◆パート・アルバイトを雇用するメリット
◇会社の業務量に応じてシフトを柔軟に調整できる。
パートで雇用する場合はシフト制となるのが一般的であるため、そのシフトを調整することで会社の余計な支出を防ぐことができます。
正社員であれば基本的には毎月固定で給与を支払う必要があるため、閑散期で業務量が少ない、といった場面で会社としては不利に働くこともあります!
◇契約を更新しないことが可能
正社員は継続した雇用が前提となっておりますが、パート・アルバイトは有期雇用とすることが可能です。
そのため、「人員が業務量に比べて多い」とか「この社員は正直能力が低い」といった場合に、更新時期のタイミングで「更新しない」ことで解雇することができます。
ただ、更新しない場合は相応の理由が必要となるため注意が必要です!
◇応募者が多い
パート・アルバイトは柔軟なシフトで働けることや未経験者でも可能な業務を依頼するケースが多いことから、正社員と比較して応募者が多いといえます!
そのため、すぐに人材が欲しい!という場合にはパート・アルバイトの方が正社員よりもスピーディーに採用まで持っていくことができるでしょう!
◆パート・アルバイトを雇用するデメリット
◇業務遂行能力が低い可能性がある。
パート・アルバイトの場合、求人への応募の敷居が低いために、多様な人から応募されることとなります。
また、正社員よりも求められる責任や給与水準が低いことから、軽い気持ちで応募されるかもしれません。
そのため、採用してみたら「思ってたよりも業務能力が低い」といったことになる可能性があります。
会社が求める仕事が十分にできない場合は、「採用しなければよかった」という事態にもなりかねません。
パート・アルバイトを採用する場合は、履歴書や面接でこれまでの経歴や実績などをしっかり確認するようにしましょう!
◇向上心が低い可能性がある
パート・アルバイトは正社員と比較して昇給の機会が少なかったり、賞与が支給されないことにより、モチベーションが低いことがあることは先述しました。
モチベーションが低いということは、業務に対する向上心も低くなるため、求めていること以上の業務をしてもらえないことにも繋がります。
収入アップに繋がらないのであれば当然といえば当然かもしれません。
パート・アルバイトにも正社員と同等の業務をしてほしい、という場合は昇給や賞与制度についても整えた方が良いでしょう!
◆総括
パート・アルバイトを雇用する際のメリットとデメリットは、企業にとって重要な判断材料です。
メリットとしては、業務量に応じた柔軟なシフト調整が可能であり、採用までのスピードが速い点が挙げられます。
また、有期雇用契約が可能なため、契約更新時に必要に応じて契約を終了することもできます。
一方で、デメリットとしては、業務遂行能力が期待以下であったり、向上心が低いため業務品質が向上しにくいことがあります。
企業はこれらを踏まえて、適切な雇用形態を選択することが重要といえるでしょう!
(前回のブログです)
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