健康経営について考える②疲労感と在宅ワーク

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 「疲労」の正体は何でしょう?

 筋肉疲労。眼性疲労といった肉体的なイメージがありますが、実は脳(自律神経)の疲れなんです。

 自律神経を使い続けたとき神経細胞が発する「疲れた信号」が疲労感です。

 自律神経とは「心拍調整」「血液調整」「胃腸を動かす」「発汗」など意識することなく働いてくれているもの。

 同じ距離を歩く場合、運動量は同じでも、猛暑時は強い疲労感を感じるのは「発汗」などで自律神経を多く使っているからです。

 疲労感を感じることは、とても大切なこと。それを感じるおかげで、「体を休めよう」「リフレッシュしよう」「違うことをしよう」として同じ自律神経を使い続けることを回避するからです。

 一方で、前頭葉が発達した人間は、疲労感を打ち消す神経伝達物質をだすことが出来ます。楽しく仕事をしているときにたくさんでています。疲労感を感じることがないオーバーワークな状態を作り出します。

 一日中、快適な空間で楽しく在宅ワークをされている方は、この状態に陥りやすいので注意が必要です。過労死につながるリスクが増加します。

 睡眠(休息)、食事(栄養)、運動習慣といったものが、きちんと生活パターンに入っているか、チェックを心がけましょう。

 経営者の方、管理職の方も「健康経営」では見過ごしがちな視点になりますので、ご注意ください。

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