ふとした瞬間に、SNSのタイムラインで自分の価値観とは全く相容れない、とても激しい意見を目にしてしまうことってありますよね。
そんなつもりはなかったのに、流れてきた強い言葉の数々に触れてしまい、なんだか胸がざわついたり、一日中その言葉が頭から離れなくて気分が沈んでしまったり……。
僕もカウンセリングの現場にいると、そうやって見知らぬ誰かの言葉に傷つき、深く悩まれている方のお話をよくお伺いします。
SNSは、僕たちにとって便利なツールであると同時に、時に心を消耗させてしまう場所でもあります。
アルゴリズムは、僕たちがつい反応してしまいそうな情報を次から次へと届けてくれます。
それがたとえ、自分を不快にさせるような意見であっても、「つい見てしまう」という心理の隙間に入り込んでくるのです。
そんな時、まずは「見てしまった自分」を責めないでくださいね。
それはあなたが未熟だからではなく、脳が本能的に「自分と違うもの」や「強い刺激」に反応してしまう仕組みを持っているからなんです。
ただ、今のあなたは、その画面の向こう側の激しさに、心が少しだけ疲れきってしまっているのかもしれません。
そんな時は、どうかその画面をそっと閉じて、自分自身を大切に守る時間を作ってあげてください。
SNS上の意見は、その人にとっては真実かもしれませんが、それが世界のすべてというわけではありません。
あなたの価値観や、あなたが大切にしている穏やかな日常は、画面の中の出来事で壊されるような脆いものではないと、僕は信じています。
気分が沈んでしまった時は、深呼吸をしてみたり、お気に入りの飲み物を飲んだり、心地よい音楽に耳を傾けたりして、五感を少しだけ別の場所に向けてみませんか。
「自分を守ること」は、逃げではなく、心を健康に保つためのとても大切なスキルです。
無理にその意見を理解しようとしたり、反論しようとしたりする必要はありません。
ただ、「そんな考え方もあるんだな」と心の中で一度受け流して、すぐに自分だけの心地よい世界へ戻ってきていいんです。
心理カウンセラーとして、僕は皆さんの心が少しでも穏やかでいられることをいつも願っています。
あなたの心は、あなたが一番守ってあげてくださいね。
もし、どうしても辛い気持ちが消えない時は、いつでも頼ってください。
一人で抱え込まず、誰かに話すだけでも、心の重荷はふっと軽くなるはずですから。