テクノロジー「脳が訴える生命の声」
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もし何処からともなく貴方は病気だと告げる
声が聞こえたら貴方はそれを信じますか?
英国で報告されたある症例では40代の女性が
突然頭の中で響き始めた声に導かれる様にし
病院を訪れその結果実際に脳腫瘍が発見され
命が救われました
この不思議な事件は脳と心の関係の奥深さを
改めて浮き彫りにしてます
全ての始まりは読書中に突然聞き覚えのない
声を耳にしたのです
その声は女性に「どうか怖がらないで下さい
この様に貴方に話しかければ驚くでしょうが
これが私に思いつく最も簡単な方法なのです
私と友は以前グレートオーモンドストリート
と言う小児病院で働いてた事があって貴方を
助けたいのです」と語りかけてきました
その姿無い女性の声は自分が信頼できる存在
である事を示めそうと彼女が知らない3つの
情報を提示してそれを確認すれば「この声が
真実を伝えてる証拠になる」と言いました
女性がそれらを調べると実際に全て正しくて
正解であるが確認されたのです
でも声の正体は不明であり女性は強い不安を
感じます
自分は精神異常じゃないかと考えて一般医を
受診した結果精神科を紹介され「機能性幻覚
性精神病」と診断します
これは脳の傷とか身体的原因が確認されずに
現実との接触が揺らぐ状態です
そして彼女は抗精神病薬とカウンセリングの
治療が始り2週間後に一度声は消えました
しかしその後の休暇中に再び幻聴が聞こえて
今度はすぐ帰宅し医療を受けるべきだと強く
訴えかけてきたのです
帰宅後も声は続きついに具体的な住所を示し
女性を導きます
その場所は脳のCT検査が出来る病院で声は
「貴方は脳腫瘍がある」と言い検査を受けて
治療する様に促します
女性は精神科医へ戻りましたが当初の医師は
検査の必要性に懐疑的でした
しかも検査は高額で医学的な根拠も乏しいと
判断された為です
しかし最終的には彼女の熱意に負けて検査が
実施される事になりその結果驚くべき事実が
明らかになります
女性の脳には実際に腫瘍があって具体的には
左右の大脳半球間に存在し脳を覆ってる膜の
髄膜から生じる腫瘍でした
その大きさは長さ約6.4㎝幅約3.8㎝と決して
小さくはありませんでした
そして医師達は腫瘍の摘出手術を提案すると
その瞬間またあの声が聞こえ「その判断には
全面的に賛成する」と語ったと言います
その後手術は無事成功し女性が目を覚まして
その瞬間謎の声が聞こえ「貴方を助ける事が
叶って嬉しいさようなら」と語りました
その後声は二度と現れず女性は後遺症もなく
回復し幻覚用の投薬も中止されたのです
手術から12年後女性は精神科医に電話をかけ
季節の挨拶を伝えると共に手術後からずっと
症状がないと語ってます
脳腫瘍や損傷が幻覚や精神症状を引き起こす
この事自体は珍しくありません
実際脳の異常は不安や鬱や認知の低下以外に
幻聴や幻視にも関係する事が知られてます
でもこの女性の特異症状は幻覚や未知の病を
正確に指摘し治療まで導いたという点にあり
担当した精神科医も同様の報告例はこれまで
存在しないと述べてます
この現象の説明は仮説として女性が無意識で
身体の異常を感じ取った可能性が指摘されて
脳単体に痛覚は無いですがそれを覆う髄膜に
痛覚がありそのため腫瘍の些細な違和感とか
不安が蓄積されストレスが無意識を覚醒させ
命の危機を知らせたのかもしれません
そしてその不安が自分でも気づかない情報に
注意を向けられてあたかも外からの声の様に
表現されたのではないかというのです
実際に腫瘍の摘出後声が完全に消失した事は
これらの症状が腫瘍の存在と密接に関係して
無意識で感じてた事を示唆してます
その他にも腫瘍が異常な知覚体験になり脳が
いつもと違うと感と検知してた可能性があり
それが心の声とし聞こえたのかもしれません
我々は普段自分の身体の事は自分が一番よく
知ってると考えがちです
しかし今回はその考え方が必ず意識の表面に
現れるとは限らない事を示してます
もしかすると脳は言葉にならない異常を別の
形で知らせてるのかもしれません