【動機は構ってほしいから】

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私はこれまで、親には「お前は、バカだ」と蔑まれたり悪いところを叱られるだけ、職場では同僚として扱われない、というような人生を歩んできたが、これは「あなたがそこにいることを私は知っています」ということを表す「ストローク」の一種でR。



「ストローク」には、①身体的(肌の触れ合い)・②非言語的(表情・動作)・③言語的(言葉)・④無条件・⑤条件つき、これらの種類があり、それぞれに、肯定的・否定的なものが存在する。



①身体的ストローク:撫でる、抱きしめる、など(肯定的)、叩く、殴る、など(否定的)。

②非言語的ストローク:会釈する、微笑みかける、など(肯定的)、睨む、避ける、など(否定的)。

③言語的ストローク:応援する、褒める、など(肯定的)、叱る、けなす、など(否定的)。

④無条件ストローク:いるだけでいい、など(肯定的)、存在自体が嫌、何もいいところがない、など(否定的)。

⑤条件つきストローク:勉強ができるから好き、仕事ができるから好き、言うことを聞くからいい子、など(肯定的)、遅刻する君はダメ、勉強しない子はよくない、言うことを聞かないから嫌い、など(否定的)。



主に私が受けていたのは、否定的な非言語的ストローク(無視、避ける)や言語的ストローク(けなす)だったが、人は、このために心の問題が蓄積しても「存在を認めて欲しい」という欲求は消えない。



これが、人は人の中でしか生きられない生き物だと結論づけられる「ストロークの法則」でR。



つまり、人が生きるためのエネルギー、心の栄養としてストロークは欠かせない。仮面ライダーにとっての風のようなもので、たとえそれが爆発によって起こった汚れた爆風であっても、あるとないとでは大きな違いが出る(実際に敵の罠でエネルギーのなくなったライダーが偶然起こった爆風でエネルギーをチャージでき、辛くも勝利したエピソードがある)。



人は本能的にストロークを求めており、肯定的なストロークが得られなければ問題行動を起こしてでも敢えて否定的なストロークを取りに行く。子供が構ってほしくて悪さをしたり、学校で授業中に騒いだりするのは、正にストロークがほしいからだ。その行動の中には必ず何らかのサインが潜んでいるので、相手の行動の中から心の奥にある本当に欲しい「ストローク」を感じ取り、核心に焦点が合ったストローク(ターゲットストローク)を返すことを心がけねばならない。私には子供はいないが、世の親御さんにはその心構えが必要だ。子供を傷つけるのではなく、良いストロークのやり取りで健やかに成長できる家庭を築いてもらいたい。



駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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