心震わす一皿のために

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コラム
先日、NHKプロフェッショナル仕事の流儀で、中国料理人、川田智也さんの回を観た。 
心震わす一皿のために、全身全霊をかけて料理をされる姿がとても素敵だった。

その番組で一番印象に残っているのは、
「俺たちは仕事をしているんじゃない。
 料理をしているんだ。
 最高の状態を狙っていこう。」
という言葉。

時間があるから、先にネギを切っておく、という発想ではなく、
ネギの風味を最大限にお客様に届けるために、
適切な時間にネギを切る、という発想。

お客様の口に届くときに、一番最高の状態にするために。
これがプロフェッショナルだなぁと思った。
私も、こんなプロフェッショナルになりたい。

クライエントの魅力を最大限に、
今ある一番いい状態に引き出すキャリアコンサルタントになりたい。
この番組を観てから、仕事に対する考え方が変わった。
日々の料理に対する姿勢も変わった。

日々の料理は、できれば作りたくなかった今までの私。
できるだけ時短で終わらすことしか考えてこなかった私。
そんな時に、先日、スーパーで、面白半分に買ってみたパパイヤを調理してみた。

パパイヤの魅力を最大限に引き出そうと考えだしたら、
「ショウガと合わせたらおいしいんじゃない?」
「パプリカ入れたら、もっと彩り綺麗になるんじゃない?」
「カレー味もおいしいんじゃない?」
「タレは直前にかけるのがやっぱり一番おいしいよね。」
など、アイデアがいろいろ湧いてくる。

なんだか、めっちゃ楽しい。

結果、自分が作った料理とは思えないくらい美味しいパプリカ料理ができた。
もしかして私、天才?なんて思ったりして。

そうか。
こういう気持ちが「愛情」っていうのかもしれない。

今までの私には、全般的に「愛情」が足りていなかったように思う。
ただただ、日々の生活に追われ、
なんとか毎日を乗り切るだけで精一杯。
日々の料理も定番化。
レトルト食品多用しまくり。
これはこれで仕方ない。
だって、時間はないんだもん。

だけど、そこに少し愛情が加われば、
もしかしたら、他の誰でもなく、私が、私自身が、
もう少し毎日が楽しく、もう少し毎日が楽になるのかもしれない。

誰のためでもなく自分のために、
日々の生活に愛情を取り入れよう。

パプリカを調理して、そんなことを感じた秋の一日でした♪
ではでは、今日はこの辺で♪

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