ローンと現金の場合、不動産ではどちらが有利か。
一般的に、不動産の実情に疎い人は、間違いなく現金が有利、と考えるはずです。中には、現金が偉い、ローンは恥ずかしい、と考える人もいます。これは大きな誤りです。金の勉強をしてこなかった、そのせいで現金が良い、という勝手な解釈、妄想を抱くようになります。語弊がないように、現金が悪いのではありません。あれば良いです。ローンだけではなく、現金という選択肢ができるからです。芸能人が良い例です。売れているときの所得は、一般人よりも桁が違うことがあります。人気芸人が有頂天になることも、よくあります。しかし、その所得があっても、通常の金融機関であれば融資は不可、となることが普通です。融資する場合、無担保のフリーローンで、300万円程度であれば可能な場合はあります。これが住宅ローンとなると、まず不可です。1,000万円程度でも不可、となるケースが出てきます。理由は簡単です。「信用が無いから」です。信用度が極端に低いのが、芸能人です。そのため、銀行と名のつく機関から融資を受けることは、まずありません。年収が芸能人よりは桁違いに低くても、一定の条件を満たした人は、金融機関から低金利での融資を受けることができます。信用があるから、です。融資=ローンとは、信用の証、です。信用があるかどうか=融資を受けられるかどうか、となります。すると、現金信者は戸惑います。現金が偉い、と勝手に思い込んでいるから、です。特に不動産の場合、高額になってきます。現金であれば、強気で価格交渉等ができると思い込む人も一定数います。大きな間違いです。売主が「今、現金が必要」というケースを除き、全く意味がありません。むしろ、現金の人は
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