【節約術】無借金が正しいとは限らない。自動車ローンを例に。

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カバー画像は「自動車販売会社で購入予算について考えている女性の絵」です。

年始から、連日日本株がバブル後最高値を更新したというニュースが報じられています。バブルのころと異なり、株価の高い銘柄は分割され、銀行の金利が低いともなれば、iDeCoやNISAといった税制上の特例を受けられる投資資金が市場に流入し、株価が上がるのもうなづけます。

さて、市場銘柄の中でも「無借金経営」であることを一つの目安とする方がいます。借金まみれなのはいただけませんが、果たして「無借金」は正義なのでしょうか。

リーマンショック前後で無借金だったのは以下の銘柄です。
・大塚家具
・レオパレス
・ホンダ
・ぐるなび
・ウェザーニュース

実際私自身が買った銘柄もありますが、現在では明暗を分けているところもありますね。大塚家具は経営者の代替わりに失敗し、ヤマダ電機の傘下に入りました。レオパレスは設備の不備が指摘され、改革の途にあります。

何が言いたいかというと、借金をしないということは、一見堅実で安全な経営といえるかもしれませんが、反面、成長に必要なお金を使っていないということが考えられます。借金してでもどんどん会社を大きくするのを良しとする見方もあります。

閑話休題
表題の件に話を戻しましょう。
あなたは現在保有している車の車検のタイミングで、300万円の自動車へ乗り換えを検討しています。下取り価格は100万円と破格の値段が付きました。しかしながら、差額の200万円は準備する必要があります。

考えられる選択肢は、
①200万円貯まるまで待つ⇒下取り価格が下がってしまいます
②貯金を取り崩す⇒いざという時の不安があります
③借金をする⇒金利分を余計に払うことになります

あなたならどの選択肢をえらびますか?

今回お話したかったのは③でも一概にリスクがあるとは言えませんよというお話です。
200万円すべてをローンにするのか、一部貯金を取り崩すのか。例えば銀行のマイカーローンは地銀、信用金庫の取扱商品です。これらは少ない額を借りるよりも、大きい額を借りたほうが金利が低いケースがあります。そして、繰り上げ返済ができるのであれば、200万円借り、5年で返済する計画を、繰り上げ返済で短縮してしまえばよいのです。元の額が大きくても、金利そのものが低ければその額は微々たるもの。そして、現在のような株価上昇局面で使う資金を手元に残しておく。という選択肢をとれるかどうか。

車も買えないほどの経済状況なら話は別ですが、一考の余地がありますよというお話です。

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