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すべてのブログから「#研究方法」タグの検索結果

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「対象者を集めれば研究になる」ではありません|研究対象者の選び方で結果は変わります

研究計画を立てるとき、「対象者は何人くらい集めればいいですか?」という質問を受けることがあります。もちろん、対象者数を考えることは大切です。でも、その前に考えてほしいことがあります。それは、「誰を対象にする研究なのか?」ということです。研究対象者は、単に集めやすい人を集めればよいわけではありません。誰を対象にするかによって、得られる結果も、その結果から言えることも変わります。今回は、研究を始める前に考えておきたい「研究対象者の選び方」についてお話しします。まず「誰について明らかにしたいのか」を考える例えば、「看護師の○○に対する認識を明らかにする」という研究を考えたとします。この場合、「看護師なら誰でもよい」とは限りません。研究目的によっては、新人看護師臨床経験5年以上の看護師特定部署に勤務する看護師管理職特定の看護を経験した看護師など、対象となる人が変わります。まず考えたいのは、研究目的を達成するためには、誰からデータを集める必要があるのかということです。対象者は多ければ多いほど良い?「100人より500人の方が良い研究になりますか?」必ずしも、そうとは限りません。もちろん、研究方法によっては十分な対象者数が必要になります。しかし、研究目的と関係のない人をたくさん集めても、研究の質が高くなるわけではありません。反対に、インタビューなどの質的研究では、一人ひとりから深くデータを集めることもあります。大切なのは、「何人集めたか」だけではなく、「なぜその人たちを対象にしたのか」を説明できることです。「選択基準」を決めておく研究計画書では、どのような人を研究対象者とするのかを明確にし
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研究テーマは良いのに、なぜか評価が伸びない人の共通点

「研究テーマは悪くないと思うんです。」研究指導をしていると、このような相談を受けることがあります。実際に内容を見てみると、テーマそのものに問題があるケースは意外と多くありません。それにもかかわらず、「何となくまとまりがない」「結局、何を伝えたい研究なのか分からない」という印象になってしまうことがあります。今回は、私が研究指導の中で感じている「評価が伸びにくい研究の共通点」についてご紹介します。テーマよりも「目的」が重要です研究では、「どんなテーマにするか」に意識が向きがちです。もちろんテーマ選びは大切ですが、それ以上に重要なのが研究目的です。例えば、「手術室看護師のコミュニケーション」というテーマだけでは、まだ研究は始まりません。何を明らかにしたいのかなぜ明らかにしたいのかその結果をどう活かしたいのかここまで整理できて初めて、研究全体の方向性が見えてきます。目的と方法が一致していますか?研究計画を見ると、「その方法で本当に目的を明らかにできますか?」と思うことがあります。例えば、満足度を知りたい研究なのに観察だけを行っていたり、行動を分析したい研究なのに質問紙だけで終わっていたり。方法が悪いのではなく、目的と方法の組み合わせが重要です。ここが一致している研究は、全体に一貫性が生まれます。結果は「事実」、考察は「意味」結果を書くことはできても、考察で悩む方は少なくありません。それは、結果と考察の役割が違うからです。結果では、「何が起こったのか」を示します。一方、考察では、「なぜその結果になったのか」「その結果にはどのような意味があるのか」を考えます。この違いを意識するだけでも、研
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「研究論文は最初から順番に書く?」書きやすいところから進めても大丈夫です

研究論文を書こうとして、Wordを開く。タイトルを書いて、次に「はじめに」。そして、……止まる。こんな経験はないでしょうか。「論文なんだから、最初から順番に書かないと」と思って、背景から一生懸命書こうとする。でも、なかなか文章がまとまらない。気付けば30分、1時間と経っている。研究論文には、背景、目的、方法、結果、考察、結論……と順番があります。でも、書く順番まで、その通りである必要はあるのでしょうか。今回は、研究論文を「どこから書くか」について考えてみます。読む順番と、書く順番は同じでなくてもいい完成した論文は、背景↓研究目的↓研究方法↓結果↓考察↓結論という流れになっています。そのため、書くときも背景から始めなければならないように感じます。でも、「完成したときの順番」と「作るときの順番」は別と考えてもよいと思います。例えば料理でも、完成した料理の上から順番に作るわけではありません。先に下ごしらえをして、別のものを煮て、その間に別の材料を切る。最後に一つの料理になります。論文も少し似ています。背景から書こうとして止まっていませんか?研究論文の最初にあるのが背景です。だから、「まず背景を完成させよう」と思います。ところが背景は、意外と難しいところです。先行研究を整理する。何が分かっているかを示す。何が分かっていないかを示す。研究の必要性につなげる。そして研究目的へつなげる。昨日の記事でも書きましたが、背景は単に知っていることを並べる場所ではなく、研究目的まで読者を連れていく道筋です。だからこそ、最初から完璧に書こうとすると止まりやすいのだと思います。すでに研究が終わっているなら
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「回答が集まれば成功」ではありません|アンケート調査で意外と重要な回収率の考え方

看護研究でアンケート調査をするとき、「何人くらい集めればいいですか?」と気になることがあります。100人集まれば十分?50人では少ない?できるだけ多い方がいい?もちろん、回答者数は大切です。でも、もう一つ見ておきたいのが、「何人にお願いして、そのうち何人から回答が得られたのか」ということです。今回は、混同しやすい「回答数」と「回収率」について考えてみます。「100人から回答があった」だけでは分からない例えば、2つのアンケート調査があったとします。Aの研究では、100人にアンケートを配って、80人から回答がありました。Bの研究では、500人に配って、100人から回答がありました。回答者数だけを見ると、Bの研究の方が多くなります。でも回収率を見ると、Aは80%。Bは20%です。同じように「たくさん回答が集まった」と見えても、その意味は少し違います。そのため、回答者数だけでなく、どのくらいの人が回答してくれたのかも確認する必要があります。回答率・回収率とは?簡単に考えると、アンケートを依頼した人のうち、どのくらいから回答が得られたのかを示すものです。例えば、200人に依頼して150人から回答があれば、150 ÷ 200 × 100 = 75%となります。ただし実際の研究では、「配布数」「回収数」「有効回答数」を分けて考えることがあります。150人から返ってきても、すべての回答を分析に使えるとは限らないからです。「回収できた」と「分析できた」は同じではありません例えば、200部を配布して、150部が返ってきたとします。でも、そのうち10部に大きな記入漏れなどがあり、分析対象から除外した
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その研究、本当にアンケートが必要ですか?研究目的に合った調査方法の選び方

看護研究の相談を受けていると、「アンケートを取ろうと思っています」という話から始まることがあります。もちろん、アンケート調査は看護研究でもよく使われる方法です。たくさんの人からデータを集められますし、結果を数字として整理しやすいという良さもあります。ただ、その前に一度考えてみたいことがあります。「その研究、本当にアンケートでなければいけないでしょうか?」研究方法は、先に決めるものではありません。大切なのは、「何を明らかにしたいのか」です。今回は、研究目的に合った調査方法の考え方についてお話しします。「研究=アンケート」ではありません研究を始めようとすると、「まず質問紙を作らなければ」と思ってしまうことがあります。特に院内研究や卒業研究では、アンケート調査を目にする機会も多いため、研究をするならアンケートというイメージを持っている方もいるかもしれません。でも、研究で使える方法はアンケートだけではありません。例えば、質問紙調査インタビュー観察診療録などの既存データ文献を用いた研究など、知りたいことによってさまざまな方法があります。重要なのは、「どの方法が研究らしいか」ではなく、「どの方法なら研究目的に答えられるか」です。たくさんの人の傾向を知りたいなら質問紙例えば、「看護師が○○についてどの程度困難を感じているのか」「○○に対してどのような認識を持っているのか」など、多くの人の傾向を調べたい場合には質問紙調査が向いていることがあります。同じ質問を多くの対象者に行えるため、「○%の人がこう回答した」「経験年数によって違いがあった」といった形で整理できます。一方で、質問紙には限界もあり
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「方法」から考え始めていませんか?研究は目的から逆算すると整理しやすいです

研究計画を考えていると、「アンケート調査をしようと思っています」「インタビューをしてみたいです」「このデータをSPSSで分析したいです」と、研究方法から話が始まることがあります。もちろん、どのように調査するかを考えることは大切です。でも、その前に一つ確認したいことがあります。「その方法を使って、何を明らかにしたいのでしょうか?」研究方法は、研究そのものの目的ではありません。今回は、研究計画を考えるときの「順番」についてお話しします。「アンケートをしたい」は研究目的ではありません例えば、「看護師100人にアンケート調査を行う」という計画があったとします。これは研究方法について説明していますが、これだけでは、何を明らかにしたい研究なのかが分かりません。同じアンケート調査でも、看護師の知識を調べたいのか。意識を明らかにしたいのか。経験年数による違いを比較したいのか。何かとの関連を調べたいのか。目的によって、必要な質問も分析方法も変わってきます。まず「何を明らかにしたいのか」を考える研究計画を考えるとき、最初に整理したいのは、「この研究で何を明らかにしたいのか?」です。ここが曖昧なまま研究方法を考え始めると、対象者も、質問項目も、分析方法も、少しずつずれていくことがあります。反対に研究目的がはっきりすると、その後の研究方法も考えやすくなります。目的が決まったら「誰に聞くか」を考える研究目的が決まったら、次に考えるのは対象者です。例えば、「新人看護師が○○についてどのような困難を感じているのかを明らかにする」のであれば、ベテラン看護師だけを対象にしても目的には答えられません。当たり前のよ
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「アンケート項目を増やせば安心?」質問数が多すぎる研究で起こること

アンケートを使った研究を計画していると、「これも聞いておいた方がいいかな」「あとで必要になるかもしれない」と、質問項目がどんどん増えてしまうことがあります。せっかく対象者に回答してもらうのだから、できるだけ多くの情報を集めたい。そう考える気持ちはよく分かります。でも、質問項目は、多ければ多いほど良いわけではありません。今回は、アンケートを作るときに考えたい「質問項目の数」についてお話しします。「とりあえず聞いておこう」が増えていませんか?研究計画を立てている段階では、どんな結果が出るか分かりません。そのため、「念のため、これも聞いておこう」となりやすいものです。例えば、年齢、性別、経験年数、所属部署、役職、資格、研修経験……。さらに研究テーマについても、思いついた質問を追加していく。気がつけば、かなり長いアンケートになっていることがあります。ここで一度、「この質問は、何のために必要なのか?」と考えてみることが大切です。質問が増えるほど回答者の負担も増えます質問を一つ追加するだけなら、それほど大きな負担には感じないかもしれません。しかし、それが10問、20問と増えていけばどうでしょうか。回答する側にとっては、研究者が考えている以上に負担になることがあります。特に看護師を対象とした院内研究などでは、忙しい勤務の中でアンケートに協力してもらうこともあります。回答者への負担を考えることも、研究計画では大切です。後半になるほど回答が雑になることも長いアンケートに答えた経験がある方なら、途中から、「まだあるの?」と思ったことがあるかもしれません。質問数が多すぎると、後半になるにつれて集中力
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