過換気症候群
不安・緊張・恐怖などの心理的要因
発熱など身体的要因・激しい運動・疲労・睡眠不足などが考えられる
空気を吸い込むことで酸素を体内に取り込み
息を吐くことによって体内でできた二酸化炭素を体外に出す
このガス交換を呼吸という
このような要因が引き金となって
息を何度も強く吸ったり吐いたりする過呼吸状態になる
二酸化炭素が過剰に排出されて
血液中の二酸化炭素濃度が低下し
呼吸をつかさどる脳の呼吸中枢によって呼吸が抑制される
その結果息が吸えない・窒息しそうな
息苦しさが生じる
過呼吸状態が続くと血液中の二酸化炭素濃度が大きく低下し
体がアルカリ性に傾くことでさまざまな症状が現れる
過呼吸症候群は特に病気がなくても起こるが
心臓や呼吸器の病気・パニック障害などの
症状として起こることもある
心理的要因や身体的要因などをきっかけとして
突然息が吸いにくくなって息苦しくなる
こうなると不安や恐怖から浅くて速い呼吸となり
体内がアルカリ性に傾くことで
動悸・胸痛・めまい・頭痛・ふらつき・手足のしびれ
吐き気などの症状が現れる
これによってパニック状態に陥ることもあり
死の恐怖を感じることもある
まれに意識を失ったり
けいれんを起こしたりすることもあるが
命の危険はない
症状が出てくると不安や恐怖を感じて
浅く速い呼吸を続け
その結果症状がさらに悪化するという悪循環に陥る
ゆっくりとしたリズムで呼吸することで
症状が治まってくるため
発作時には本人も周囲も落ち着いて対応することが大切
過換気症候群は心臓や呼吸器の病気
パニック障害などによって起こることもある
このような病気が背景にある場合は
その病気に対する治療が必要
特に病気がない場合には
発作を起こすきっかけを作らないよう
日頃から体調を整えておくことが大切
不安が強い人に対して抗不安薬などの投薬が行われる場合や
カウンセリング・リラクゼーションが効果的な場合もある
発作時には不安や恐怖から悪循環に陥りがち
一般的には30分~1時間で症状が治まり
命に関わることはない
発作が起こったときには周りの人は本人を落ち着かせ
ゆっくりと呼吸するように声をかけよう
発作時の対応として
以前は口に袋を当てて吐いた息を再度吸わせる
ペーパーバック法が有効だといわれていたが
この方法では酸素が不足したり
二酸化炭素が増えすぎたりして
窒息死の危険があるため
最近では推奨されていない