「傷つきやすさ」は、世界を豊かに味わうための才能。心のレンズを少しだけ変えると

「傷つきやすさ」は、世界を豊かに味わうための才能。心のレンズを少しだけ変えると

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コラム
こんにちは。
臨床心理士のかすがです。

7月も半ばを過ぎ、お天気の移り変わりが激しい季節ですね。
体調など崩されていませんか。山梨は日照時間が全国でも長くて、昨日は夕日周辺の空が金色に輝いて、それはそれはリッチな気分になれた瞬間でした。自然に感動する瞬間が好きです。
日常の小さな変化に気づける心のゆとりは、いつでも大切にしたいものですね。

さて、私の元を訪れてくださる方の多くは、とても繊細で豊かな感性を持っていらっしゃいます。

「相手のちょっとした表情や、言葉の裏を読みすぎて疲れてしまう」
「ニュースや周りの出来事に人一倍感情移入してしまい、心が擦り切れる」

そんな風に、自分の「感じやすさ」を生きづらさの原因だと感じて、もっと鈍感になれたらいいのに、と悩んでいる方は少なくありません。

しかし、ある商売の学びの中で、とても深く共感した言葉があります。

「何事も見方や感じ方によって、味わいや意味が変わります。
感性が豊かであればあるほど、味わえる世界も多様になります。」

この言葉に触れたとき、私はいつもお話を聴かせてくださる相談者のみなさんの顔が浮かびました。

豊かな感性は、あなたに与えられたギフト
あなたが日々、人一倍疲れてしまうのは、心が弱いからではありません。
人よりも何倍も解像度の高い「心のレンズ」を持っていて、世界の微細な変化をキャッチできるほど、豊かな感性を持っているからです。

その感性は、苦しい場面では「傷つきやすさ」として働いてしまいますが、一方で、人が気づかない小さな優しさに気づけたり、美しいものに深く感動できたり、誰かの痛みに心から寄り添えたりする、かけがえのない才能(ギフト)でもあります。

いま、あなたの心のレンズは、過去の傷や日々の忙しさによって、少しだけ「不安や危険」を強く映し出す設定になっているのかもしれません。

何事も、見方や感じ方によって、その味わいも意味もまったく変わってきます。
大切なのは、その豊かな感性を無理に消し去ること(鈍感になること)ではありません。レンズの角度をプロと一緒に少しだけ調整して、あなたの感性を「自分を喜ばせるため」に使い直してあげることです。

「私のこの敏感さは、世界を深く味わうためのものだったんだな」

そうやって自分の気質を受け入れ、見方が変わったとき、目の前の景色は驚くほど優しく、生きやすいものに変わっていきますよ。

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