第二章 第六話 「私の望みは、聞いてもらえない」と思っていた

第二章 第六話 「私の望みは、聞いてもらえない」と思っていた

記事
コラム
何かをお願いするとき。

「いいよ、大丈夫。自分でできるから。」

そう言って、
引っ込めてしまうことがありました。


本当は、
「こうしてほしい。」
「手伝ってほしいのに。」
そんな心の声がしています。

「ありがとう。じゃあお願い。」
その一言を、言う前から
あきらめてしまうのです。


それは、
「欲しい」と言えないから。

でも、それだけでは
ないのかも。


最近、そんなことを
思うようになりました。


もし、
私の望みを伝えたとしても。

どうせ聞いてもらえない。

きっと受け入れてもらえない。

そんな気持ちが、
心のどこかにあるのです。


そして、本当に
「聞いてもらえなかった」
「受け入れてもらえなかった」
というショックを感じたくなくて。

最初から、お願いすることを
避けていた。
そんな風に感じるんです。


傷つきたくなかったからか、
私は望みそのものを小さくしてきました。

「私はどれでもいいよ。」

「気にしないで。」

「大丈夫だから。」



自分でそうしておきながら、
どこかもの悲しい。


聞いてもらえないことが
悲しかったのではなく、

聞いてもらえないと思い続けながら、
自分の気持ちまで
聞かなくなってしまったことが、
いちばん寂しかったのかもしれません。


だから今は、
何かを望んだとき。

すぐに誰かへ伝えるのではなく、

まずは自分に、

「私は、どうしたい?」

そう問いかける時間を
大切にしています。


自分の声を聴くことを、
忘れてしまっては思い出し、
また忘れては思い出しながら、
少しずつ取り戻しています。

最近は、
自分の望みを聞いてあげようとする
癖が、少しずつついてきました。


この小さな積み重ねが、
何かを変え始めているような気がしています。



あなたの望みは、
まずあなたが聞いてあげていい。


あなたは、
「どうせ聞いてもらえない」と思って、
心の奥へしまい込んだ望みがありますか。


🌿最後まで読んでくださり、ありがとうございます🌿

この連載では、
母との関係から始まった心の旅を、
少しずつ綴っています。

もしかしたら、
あなたの心にも重なる景色があるかもしれません。

これからも、一緒にゆっくり歩いていけたら嬉しいです。

そして、もし誰かと一緒に心を整理したくなった日には、
その続きを、安心して話しに来てください。


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