■はじめに
初めて作る補助金計画書、難しいですよね。
私は既に、自分の会社の補助金を10件以上通していますが、初めての頃の計画書を見ると、採択されていても、恥ずかしくなってしまいます。
本記事では、事業計画の組み立て方の概要を、お知らせしようと思います。
■大切なのは審査基準
ほとんどの補助金では、審査基準が公開されています。
補助金は、どれも同じようなものなんじゃないの?と思うかもしれません。
しかし、実際は全然異なるのです。
小規模事業者持続化補助金
⇒補助事業経費の有効性と費用対効果
事業再構築補助金
⇒再構築の有効性・実現可能性・付加価値
ものづくり補助金
⇒実施内容の革新性と実現性
もちろん、補助金自体の有効性が必要なのは当たり前ですが、その手段は、上記のように全く異なるのです。
■融資向けの計画書本は役に立たない
計画書を見てほしいと言われて、融資の本を読んで作ったと思われる計画書を、見せてくださる方も時々います。
ただ、これは全く意味がありません。
融資の計画書が目指しているのは、きちんとした返済で、収支やキャッシュフローが重視されています。
一方、補助金の計画書には、収支やキャッシュフローはそこまで重視されていません。
作る視点・審査基準が全く異なりますから、融資向けの計画書本では、参考資料として誤っているのです。
■公式の採択事例が公表されていた
かつて、『事業再構築補助金』のホームページでは、実際に採択された事業計画書が公表されていました。
審査基準をきちんと踏襲することは当然ですが。
何をどの程度の細かさで書けばよいか、書式は本当にフリーなのかなど、参考になったものです。
■事業計画の組み立て方①|事業再構築補助金の公式採択事例が手に入ったら
補助金計画書は、枚数制限などもありますから、凝りすぎることもできません。
そのため、『事業再構築補助金』の採択事例があれば、中小企業向けの補助金計画書作りに必要なサンプルは十分です。
まずは、自社の事業計画の骨格を作ります。
事業再構築補助金の採択事例を参考に、必要な項目を洗い出します。
次に、それぞれの項目で、何を説得したいのか、簡単にメモします。
各項目では、そのメモに対して、必要な情報・資料と補足説明を、必要十分に行います。
そうして、枚数制限・審査基準をチェックしたら、計画書完成です。
■事業計画の組み立て方②|事業再構築補助金の公式採択事例が手に入らなかったら
お勧めは『事業再構築補助金』に採択された計画書を、誰かからもらうことです。
先ほども書きましたが、『事業再構築補助金』の採択計画書は、中小企業の補助金の中でも、特に有益なサンプルです。
だから、誰かにもらえるなら、『事業再構築補助金』の計画書をお勧めします。
実は、計画書の難易度としては、『ものづくり補助金』の方が、少し作成難易度は高いです。
ただし、これは、『事業』というよりは『取り組み』『革新性』に偏った計画になっているのが通常です。
そのため、多くの補助金向けの『事業計画書』としては、少し特徴が強すぎます。
また、『小規模事業者持続化補助金』などは、『事業再構築補助金』に比べたら、記載項目が少ないです。
『採択事例を参考に、必要な項目を洗い出し』と言う側面で、少し弱いです。
『小規模事業者持続化補助金』の申請書類を作る上でも、『事業再構築補助金』の計画書は参考になるぐらいです。
■さいごに
実は、この記事を書く前は、この記事では、『事業再構築補助金』の採択事例が公表されていることを紹介しようと思っていました。
当時を知っていて、事業再構築補助金の採択水準を知っている人と、これから参入する人とでは、情報の差がかなり大きいかもしれません。
もしかすると、検索すると出てくるかもしれませんから、探してみるのも良いかもしれません。