■お勧めの補助金が知りたいです。
お勧めの補助金は、以下の2つです。
・小規模事業者持続化補助金
・地域の創業補助金
『小規模事業者持続化補助金』は、コロナ禍に有名になりましたが、もう10年ほど募集が続いている、定番の補助金です。
地域の創業補助金は、創業5年程度まで補助されるのが通常です。
都道府県・市区町村で、それぞれ募集していますので、ぜひ探してみてください。
■経費はもう支払ってあります。補助対象になりますか?
よくあるご相談で、「既に支払ってしまっていますが、補助されますか?」というものがあります。
残念ながら、補助対象になりません。
補助金は、先に計画を出し、経費の計画の事前審査を受けておく必要があります。
その事前審査でOKになった状態を『交付決定』と言います。
この『交付決定』が出る前に支払った経費は、ほとんどの場合で、補助対象外です。
コロナ禍には、『交付決定』前に支払った経費を補助する仕組みもありましたが、現在、私が把握している限り、そういう補助金はありません。
■お勧めの経費を提案してもらいたいです。
同じような飲食店さんでも、使い道は全く異なります。
せいぜい、地域の周辺住民が顧客という店舗の場合には、チラシを作って新聞折込・ポスティングを行うのが定番とはなります。
でも、その程度で、いわゆる『お勧めの経費』などはありません。
補助金は、『経費のキャッシュバック』なので、自己負担が発生します。
どんな内容の自己負担だったら納得できるか。
まずは自分で考えて頂くことで、初めて、私たちからも、「こういうこともやってみたら」というようなご提案ができます。
ですから、まずはぜひ、ご自身で『公募要領』を見て、「どんなことをやりたい」と、自分で考えてみてください。
■補助金申請を丸投げしたいです。
できません。
補助金の支給に向けては元々、ご自身で経費の支払い等をしてもらう必要があります。
そのため、いわゆる『丸投げ』のようなことが、そもそもできません。
加えて、2022~2023年頃、補助金の代行申請が問題になりました。
そして、『事業再構築補助金』では、事務局がIPアドレスをチェックして、代行申請が発覚した場合には、不採択・採択取消になる運用になりました。
その他の補助金も、同様の運用に変わっていくと考えられます。
ご注意くださいませ。