保険加入を検討する際は、リスクを把握することが重要

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保険は医療やガン保険のような病気やケガに備える商品、生命保険のような家計を支える者が亡くなった場合に家族を守る商品、車や家、家財の損失に備える商品などさまざまです。

保険加入は必要ない(特に医療保険等)と謳っている本などもありますが、それは全員に当てはまるかと言えば、そうではないと、個人的に思っています。

保険加入の際に重要なのは存在するリスクを明確に把握し、重要度を決めてから保険内容や保険料(保険会社に支払う代金)と鑑みて加入を決めることです。

これらのことは保険代理店やエージェントがきちんと説明してくれると良いのですが、保険を売る立場の人たちが全員個人に合った保険を提案してくれるかと言えばそうでないこともあるようです。

経験談

私にはまだ30代後半の弟と20代前半の甥がおりますが、どちらも保険会社のセールスの人に進められて医療や生命、ガンなどフルカバーで入っておりました。もちろん若いからと言って病気になったり、亡くなったりすることは無いことはないです。

でもリスクという観点で考えてみてください。かなり低いですよね。しかも、独身の彼らが死亡保険に入る理由はなんでしょう。万が一、彼らが亡くなった場合は、親や兄弟に保険金を残すことになりますが、それは重要でしょうか。毎月何万円もの保険料を払うほど、大きなリスクでしょうか。

もちろん、一家の大黒柱で、幼い子供たちがいる場合は、リスクの大きさが全く異なります。専業主婦/主夫の方でも、生命保険は必要ないかと言えば、そうとは限らないと思います。なぜなら、子供を預けることができないと、今までのように仕事を続けることは難しいからです。そうなると、収入減や子供を預けられるサービスを今まで以上に利用しなければならない可能性も出てくるからです。そうなると、経済的な助けがあると少しは心強いのではないでしょうか。

また、私の母はガンを患いましたが、医療保険には入っていても、ガン保険には入っておりませんでした。医療保険から入院の保険金は入ってきても、長期に渡る治療費を考えた時に、二人でぞっとしたことを覚えています。母はその後、治療をあきらめ、自然に任せる決断をしましたが、治療費の心配が大きかったのではないでしょうか。

これは車の保険のことですが、以前損害保険の支払い査定をしていた頃、こんな案件がありました。恐らく、どこかの雪の降らない場所から、仕事の関係で、青森に住んでおり、雪でスリップして単独事故を起こしてしまった若い男性がおりました。彼は車両保険には入っていたのですが、条件付だったため、単独事故には保険金がおりませんでした。しかも乗っていたのは買ったばかりの高級車でした。

私がこの案件を担当した時、保険金を支払うことができないことを伝えるのがとても心苦しかったです。さらに心苦しかったのは、彼が車両保険の条件付とフルカバーの違いを知らなかったことです。彼はディーラーで保険加入しましたが、もしディーラーの保険担当者がきちんと説明してくれていたら、彼が雪国での運転に対して、リスクがあるということを知ることができ、保険料が少し高くても、せっかく良い車に乗っているのだから、フルカバーの車両保険に入る選択をしていたかもしれません。結局彼の車は廃車になり、さらに新しい車を買わざるを得なくなったと想像します。本当に残念です。

リスクを知る


私の父と母、どちらもガンを患いました。それを考えた時に、ガン保険に入るべきかをいう問いに、私はもちろん入る答えを出しました。最近ではガンを患う可能性は高くなってきているようですから、私のように、ガンを患った家族がいなかったとしても、ガン保険に入っておくことは、適切なリスク管理と言えると思います。最近では掛け捨てで、お手頃な保険がたくさんありますから、保険会社と相談して加入することも良いかもしれません。

生命保険は自分がいなくなった後、困る家族がいるかどうか考えましょう。また、子供が大きくなったら、もうそんなに多額のお金は必要はなくなると思いますので、保険金の見直しも検討しても良いかもしれません。

医療保険も、高額医療制度があるからと言って、全く費用が発生しないかと言えば、そうではありません。食事代やその他の費用で1日、3000円から5000円くらいはかかるのではないでしょうか。最近では入院日数は、少なくなってきているようですから、それらは蓄えから払えると思う場合は、医療保険に入らなくても良いですし、もし、長期化する又は一日の費用を払えるか心配という場合には、最低限の医療保険に入っておいた方が良いと思います。

車の保険ですが、対物保険は絶対に入ってください。電柱や公共の物を壊してしまった場合、何百万円という単位で弁償する必要が出てきます。また他の車で、お相手が怪我などされた場合にも、大きな賠償金が発生する可能性が高いです。たまに任意の保険に加入されていない方もおられましたが、そういう方は事故にあった場合、もらい事故だったとしても、自分が相手の保険会社と交渉しなければなりません。そのようなことを含め、損害保険に加入することをぜひ検討してください。

車両保険は、車が古くて、事故したら諦められるのであれば、加入しなくても良いと思います。ただ、もらい事故の場合、自分の車の価値分の車両保険に入っていれば、たとえ相手の保険会社の査定額がかなり低くて、納得がいかなかったとしても、自分のかけている分の車両保険は、自分の保険会社から支払われることがありました。これは私が働いていた、5年程前のことで、今も同じであるかは保証できませんが、車両保険は、入れる中で高い金額の保険に入っておいた方が良いと思っています。私の車は13年経った古い軽自動車ですが、保険会社を選ぶとき、一番高い保証に入れる保険会社に加入しています。いきなり車がなくなって、次の車を買わなければならない時、ある程度の保険金が支払われると安心だからです。

家の火災、地震保険は重要ですね。昨今の異常気象や地震の多発などを考えると、これはマストかと思います。家財も含めるかというところでは、私は加入していません。テレビや家具、家電などは、安いもので代替できると思っているからです。最近では火災保険料はかなり高くなってきていますから、そういうところで保険料を低くする手も有りですね。

もう一つ私が忘れずに入っているのは、個人賠償責任に対する保険です。これは損害保険(自動車保険)に付帯しています。何がリスクかと言えば、家族によって発生する日常における賠償責任です。例えば、息子が自転車に乗っていて、誰かをケガさせてしまった、または何かを壊してしまった、などです。一番はやはり自転車による事故です。こちらもたかが自転車と思わずに、誰かをケガさせて、後遺症が残った場合など、何億円単位で賠償を命じられる事故などもありますから、重要なリスクとして考えてください。ただし、こちらは個人賠償の保証(自動車保険付帯)している上に、自転車保険などに加入すると、重複となり、賠償責任が発生した場合、どちらかからしか保険金がおりないことがあるようですから、無駄になってしまうため、保険に入る際には注意が必要です。

商品を知る

現在、たくさんの医療、ガン、生命、就業保障、損害保険、個人賠償に対するものなど、たくさんの任意保険があります。内容はそれぞれの商品で異なりますし、どれに加入すべきかを決めるのは、大変だと思います。

まずは自分のリスクを考え、最低限の保証をしてくれる保険に入れると良いと思います。特にガンや医療保険は、保証される内容が複雑ですので、注意が必要です。また、別の保険に変える際にも注意が必要です。年齢や健康状態などで新しい保険に加入できない場合もありますから、乗り換えができるかどうかを確認してから、現保険を解約することも大切です。

とは言え、すべてのリスクに備えることは不可能だと理解することも重要で、保険料との折り合いも必要になります。まずは保険について相談できる窓口に行き、ある程度商品について学び、検討をつけ、自分のお財布と相談しながら保険加入を検討してみてください。
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