「誰かといたい」けど「一人になりたい」。その矛盾する気持ち、抱えているのはあなただけじゃないですよ

「誰かといたい」けど「一人になりたい」。その矛盾する気持ち、抱えているのはあなただけじゃないですよ

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コラム
人と繋がっていたい、寂しい、誰かに分かってほしい。

そう強く願う一方で、ふとした瞬間に、猛烈に一人になってどこかへ消えてしまいたくなる。

誰かといると「自由」が欲しくなり、一人になると「繋がり」が恋しくなる。

この終わりのないシーソーゲームに、ずっと疲れてしまっている方も多いのではないでしょうか。

心理カウンセラーとして、そんな揺れ動く繊細な心に、そっと寄り添いたいなと思っています。

実はこの「矛盾する欲求」を同時に抱えてしまうこと、これは決してあなたがおかしいわけでも、わがままなわけでもないんです。

むしろ、心の感度がとても高い証拠だと、僕は感じています。

人という存在は、本来とてもあたたかいものです。

誰かのぬくもりを感じたり、言葉を交わしたりすることで、心は栄養を受け取ります。

でも、あまりに敏感で優しい心を持っていると、誰かと一緒にいることだけで、実は無意識のうちにたくさんのエネルギーを消費してしまっているのです。

相手の表情を読み取ったり、空気を察したり、自分の言葉がどう伝わっているか気になったり。

そんな「優しさのフル回転」が、心地よい繋がりの中に、いつの間にか「重たい疲れ」を連れてきてしまいます。

だからこそ、心は防衛反応として「一人になりたい」と叫ぶんです。

自分だけの静かな空間に逃げ込んで、誰の視線も気にせず、ただただ自分を回復させるための時間が必要なんですね。

この「一人になりたい」という欲求は、決して誰かを嫌いになったわけではなく、あなた自身を大切にするための、とても健全なサインなんです。

大切にしたいのは、どちらか一方を選ばなければならない、と自分を追い込まないこと。

「今は誰かと繋がっていたいんだな」と、その寂しさを認めてあげる。

そして、「今は少し疲れたから、一人でゆっくり充電しよう」と、その欲求も同じくらい大切に認めてあげる。

この、両方の自分を「どっちも自分なんだ」と許してあげるだけで、心はぐっと軽くなります。

矛盾している自分を責めると、その心の摩擦でさらに疲れてしまいます。

でも、その揺れ動きを「ああ、またシーソーが動いているな」と、少し遠くから眺めるようにしてあげてください。

どちらか一方に正解があるわけではないんです。

その時々の気分に合わせて、心地よい距離感を調整していけば大丈夫ですよ。

完璧なバランスなんてなくていいんです。

ふらふらと揺れながら、その時その時の自分に「どうしたい?」と優しく聞いてあげること。

そんな小さな積み重ねが、あなた自身との信頼関係を深めていってくれます。

「誰かといたい」自分も、「一人になりたい」自分も、どちらも大切なあなた自身。

その両方を抱きしめながら、これからも少しずつ、心地よい歩幅で進んでいけたらいいですね。

僕は、そんな揺れ動くあなたを、いつだって応援しています。
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