SNSを使っていると、ふと流れてくる「親しい友達」限定の投稿。
自分もそのリストに加えられていると、なんだか選ばれたような、あるいはもっと深い場所で繋がっているような気分になることもありますよね。
でも、心のどこかで「なんだか監視されているみたいで、息が詰まる」と感じてしまうことはありませんか?
実はそうしたプレッシャーに、どうしようもなく苦しくなってしまう人が増えています。
今回は、このSNS特有の「近すぎる距離感」について、心理カウンセラーとしてお話しさせてください。
SNSの「親しい友達」という機能は、本来は親しい人同士で安心感を共有するためのものです。
でも、受け取る側からすれば、それが「私を常に見ていてね」という無言のメッセージに感じられてしまうことがあります。
「今の状況を知ってほしい」という相手の純粋な気持ちと、「いつも見張られているようで気が休まらない」というあなたの感覚。
このふたつの間には、目に見えない大きな壁があるのです。
特に、繊細な感性をお持ちの方にとって、誰かとの繋がりを常に意識しなければならない状態は、想像以上にエネルギーを消耗します。
「親しい友達」に入っているからには、相手の投稿に反応しないといけないような義務感。
自分の行動が相手にどう思われているか、いつも気にしなければならない視線。
それらが積もり積もると、SNSを開くこと自体が怖くなってしまうのも、当然のことですよね。
僕は、SNSはもっと自由で、自分のペースで楽しめるものであるべきだと考えています。
もしあなたが今、誰かの「親しい友達」に選ばれていることに重圧を感じているなら、まずはその気持ちを認めてあげてください。
「監視されている」と感じてしまう自分は、おかしいわけではありません。
それは、あなたがそれだけ相手の気持ちや、自分自身の心の境界線を大切にしたいと願っている証拠でもあります。
無理をして相手の世界に合わせる必要はありません。
通知をオフにする、少し距離を置いてみる、あるいは「自分には少し合わないな」と心の中でそっと線引きをする。
それだけで、少しだけ心に空気が入り、軽くなるはずです。
人間関係は、足し算だけがすべてではありません。
時には「引き算」をして、自分自身が心地よいと感じる距離感を見つけることが、長く穏やかに人と繋がっていくためのヒントになります。
あなたがSNSの画面越しではなく、あなた自身の心の中を大切にできる時間が、もっと増えますように。
心の重荷を少しずつおろして、あなたらしいペースで歩んでいきましょうね。