「もっと楽に生きる方法が、どこかにあるんじゃないか」
そうやって、ずっと理想の場所を探して歩き続けていませんか。
僕もね、以前はそうでした。未来のどこかに正解があるような気がして、今の自分にダメ出しばかりしていたんです。
理想の生き方を追い求めること自体は、決して悪いことではありません。向上心があるのは素晴らしいことです。
でも、その理想を追いかけるあまり、「今の自分」を通り過ぎてしまっているとしたら、ちょっともったいないことだと思いませんか。
僕は、幸せというのは「どこか遠い場所」にあるものではなくて、「今、ここ」の積み重ねの中にポツリポツリと落ちているものだと思うんです。
遠くの景色ばかり見つめていると、足元に咲いている小さな花に気づけないのと同じです。
理想の自分になろうと必死になっているとき、僕たちは「今の自分」を否定しがちです。
「もっと頑張らなきゃ」「もっとちゃんとしなきゃ」と、心にムチを打ってしまう。
でもね、そんなふうに頑張り続けている今のあなたのままで、すでに十分すぎるほど素敵なんですよ。
まずは、そのことに気づいてあげることが大切です。
「楽に生きる」というのは、理想を諦めることではありません。
「今のままでもいいんだ」と自分に許可を出すこと。
そう決めた瞬間から、少しだけ肩の力が抜けて、呼吸が深くなるのを感じられるはずです。
理想を追いかけるのをやめる必要はありません。ただ、その目的地へ向かう道中を、もう少し楽しんでみませんか。
美味しいコーヒーを飲むこと、心地よい風を感じること、誰かと笑い合うこと。
そんな些細な瞬間にこそ、人生の豊かさは詰まっています。
心理カウンセラーとして、たくさんの心に寄り添いながら僕は確信していることがあります。
それは、自分を愛してあげられるのは、結局のところ自分自身しかいないということ。
理想の自分という幻想を追いかけるよりも、今ここにいる自分をギュッと抱きしめてあげてください。
「いつも頑張ってくれてありがとう」って、心の中で声をかけてあげてください。
未来の大きな幸せを追い求めるより、今この瞬間の小さな心地よさを大切にする。
それが、結果として「一番楽で、一番幸せな生き方」に繋がっていくものだと僕は信じています。
今日という日は、二度とやってきません。
せっかくなら、理想の未来を夢見るのと同じくらい、今の自分を愛でてあげましょう。
肩の力を抜いて、深呼吸して。
今この瞬間を、少しだけ丁寧に生きてみる。
そうやって自分を大切にすることが、理想の生き方への近道なのかもしれませんね。