本当は心の中で違うことを思っているのに、相手の顔色をうかがって「そうだね」「いいと思うよ」と合わせてしまう。
そんな経験、あなたにもありませんか。
相手の意向を汲みすぎて、自分とは正反対の言葉を口にしてしまったとき、あとからやってくるのは言いようのないモヤモヤ感ですよね。
「どうしてあんなことを言ってしまったんだろう」と、夜遅くに一人で深く落ち込んでしまう気持ち、よくわかります。
でもね、まずこれだけは知っておいてほしいんです。
それは、あなたがそれだけ「相手を思いやれる優しい人」だという証拠です。
相手との関係を壊したくない、相手に嫌な思いをさせたくない、そんな温かい気持ちが根底にあるからこそ、自分の本音に蓋をしてしまうのですよね。
僕は、その優しさはとても素敵なことだと思います。
ただ、あまりにもその優しさが自分自身を苦しめているのなら、少しだけ心の持ち方を変えてみる時期なのかもしれません。
本音とは違うことを口にしてしまったあとに感じるその「落ち込み」は、あなたの心が「本当はもっと自分を大切にしてほしい」とサインを出している状態なんです。
自分を守るための防衛本能が、自分を責めるという形で表れてしまっているのですね。
もし、また意見を求められる場面が訪れたら、まずは「そうなんだね」と、相手の気持ちを受け止めるだけで十分です。
「意見を言わなきゃ」「相手と同じ気持ちにならなきゃ」と、無理に同意を探す必要はありません。
相手の考えを尊重することと、自分の考えを捨てることは、まったく別のことですからね。
「あなたはそう思うんだね。私は少し違う見方をしているんだけど、聞いてもいい?」
そんな風に、自分の気持ちを差し出すように伝えてみるのはどうでしょうか。
勇気がいることかもしれません。
でも、あなたの意見を伝えたからといって、大切な関係がすぐに壊れることはありません。
本当にあなたを大切に思っている相手なら、たとえ意見が違っても「なるほど、あなたはそう考えるんだね」と受け止めてくれるはずです。
もしそれで離れていく人がいるとしたら、それはあなたのせいではなく、単に価値観が少し合わなかっただけのこと。
すべての人に好かれようと頑張りすぎなくて大丈夫です。
自分の心に正直でいることは、わがままではありません。
あなた自身を守るための、大切な一歩です。
今日からは、もしまた本音を飲み込んでしまっても、自分を責める代わりにこう言ってあげてください。
「相手のことを思って、頑張ったんだね。次は少しだけ、自分の気持ちも大切にしてみようか」
あなたは今のままで十分素敵です。
自分の心に少しだけ優しくなる練習を、僕と一緒に、ゆっくり始めていきましょう。