「ご飯いる?」「明日のゴミ、よろしくね」
気づけば、パートナーとの会話がそんな生活の維持に必要な「業務連絡」だけになっていませんか。
出会った頃は、他愛のないことで何時間も笑い合っていたのに、いつの間にかエモーショナルな会話がゼロになってしまっている。
そんな毎日に、ふと寂しさや虚しさを感じてしまうことは、決して珍しいことではありません。
毎日お仕事や家事、育児に追われていると、どうしても生きるためのタスクをこなすことで頭がいっぱいになってしまいますよね。
お互いに悪気はないのに、生きるための効率を求めた結果、会話が事務手続きのようになってしまうのです。
でも、その奥底には「本当はもっと私の気持ちに寄り添ってほしい」「今日あった楽しかったことを聞いてほしい」という、切ない願いが隠れているのではないでしょうか。
僕は、こうした業務連絡ばかりの関係になってしまうのは、お互いの心が「心の省エネモード」に入っているからだと考えています。
一緒にいる時間が長くなると、「言わなくても伝わるだろう」という甘えや、「今さらこんな話をしても」という遠慮が生まれてしまうのですね。
でも、心には栄養が必要です。そして、その栄養になるのが、一見なんの役にも立たないような「無駄で愛おしいおしゃべり」なのです。
もし、今の関係にほんの少しだけ温かい風を吹かせたいなと思ったら、まずは業務連絡のなかに、小さな「気持ち」をひとしずく混ぜてみてください。
たとえば、「ご飯いる?」の後に「今日もお仕事お疲れ様」を添えてみる。
「ゴミ出した?」の後に「いつも助かるよ、ありがとう」と伝えてみる。
ほんの数文字、相手を労う言葉や感謝の言葉をプラスするだけで、事務的だったメッセージが、途端に体温を持ったコミュニケーションに変わります。
最初は少し照れくさいかもしれませんし、相手から思うような反応が返ってこなくて、がっかりすることもあるかもしれません。
それでも、あなたが放った優しい言葉の波動は、必ず相手の心の奥に届き、凝り固まった関係を少しずつ、柔らかくほぐしていきます。
会話が業務連絡だけになってしまうのは、お互いがそれだけ毎日を懸命に生きている証拠でもあります。
だから、自分たちの関係を責めたり、悲観したりしすぎないでくださいね。
今日からできる小さな一歩で、冷え切ってしまった会話に、もう一度ほんのりとした温もりを取り戻していきましょう。
あなたの毎日が、もっと愛おしい笑顔で満たされることを、僕はいつも応援しています。