「もう別れよう」
本当はそんなこと、これっぽっちも思っていないのに。
むしろ、世界で一番大好きな人に、もっと自分を見てほしくて。
心の中で「行かないで」「君が必要なんだ」って全力で引き止めてほしくて。
そんなふうに、相手の反応を試すことでしか「愛されている実感」が持てなくなっていること、ありませんか?
僕は、こうした繊細さんの心の叫びに、いつもそっと耳を傾けています。
相手が焦って、必死に自分を繋ぎ止めようとしてくれる姿を見て、ようやく「ああ、私はまだ必要とされているんだ」とホッとする。
その瞬間だけ、胸に空いた大きな穴が少しだけ埋まるような気がするんですよね。
でも、その安堵感は長くは続かなくて、またすぐに不安が襲ってきてしまう。
そして、また次の「試し行為」を繰り返してしまう。
そんな自分を、本当は一番責めているのも、あなた自身ではないでしょうか。
「なんてひねくれた性格なんだろう」「いつか愛想を尽かされるに決まっている」
そうやって、夜一人で自分を責めて、苦しくなっている姿が目に浮かびます。
僕は、あなたが「別れ」を口にするのは、相手を困らせたいからではなく、ただただ「寂しいから」だということを知っています。
繊細さんは、相手のちょっとした表情の変化や、LINEの返信の遅さに敏感です。
「もしかして、もう私のこと好きじゃないのかも?」「優先順位が下がっているのかな?」
一度不安のスイッチが入ると、頭の中でどんどん悪い想像が膨らんでいってしまいますよね。
その巨大な不安に耐えきれなくなったとき、一番手っ取り早く「愛」を確認できる方法が、別れを切り出すことになってしまったのかもしれません。
でもね、僕はこう思うんです。
あなたは今まで、自分の弱さや寂しさをストレートに伝えるのが、少し怖かっただけなんですよね。
「寂しいからもっと一緒にいたい」「私だけを見てほしい」
そう言うことで、相手に重いと思われたり、拒絶されたりするのが怖くて、正反対の言葉で愛情を量ろうとしてしまった。
それは、あなたがそれだけ相手を深く愛していて、失うことを何よりも恐れている証拠でもあります。
だから、まずはそんなに自分を責めないでください。
少しずつでいいので、「試し」の言葉を「お願い」の言葉に変えてみませんか?
「別れたい」ではなく、「最近少し寂しいから、ギュッとしてほしいな」
そう伝えるのは、とても勇気がいることかもしれません。
でも、本心ではない別れ話で相手の心を削ってしまうより、ずっと優しくて、ずっと温かい繋がりが作れるはずです。
あなたは、試さなくても、そのままで十分に愛される価値がある人ですよ。
僕は、あなたが自分自身を、そして大切な人を、そのままの言葉で愛せるようになる日を心から願っています。