【繊細さん(HSPさん)へ】送れない下書きメールは、あなたが自分を守るために紡いだ「愛の証」

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コラム
「いつか届くかもしれない」

そんな淡い期待と、それ以上に大きな「送ってはいけない」という理性がせめぎ合う場所。

あなたのスマートフォンの下書きフォルダやメモ帳には、行き場を失った言葉たちが、数百件も静かに眠っていませんか?

心理カウンセラーとして、僕はそんなあなたの「送り先のない手紙」たちが、どれほど愛おしく、そして切ないものかを知っています。

繊細な気質を持つあなたは、相手の反応を敏感に察知してしまいます。

「これを言ったら困らせるかな」「わがままだと思われないかな」と、相手を想うからこそ、本当の気持ちを飲み込んでしまうんですよね。

そうして飲み込んだ感情が、心のコップから溢れそうになったとき。

あなたは、誰にも見せないメモ帳にその想いを吐き出します。

それは、あなたにとって唯一の「デトックス」であり、心が壊れないための安全装置なのだと僕は思います。

文字にすることで、荒れ狂っていた感情が少しずつ形を成して、客観的に自分を見つめることができる。

「ああ、私はこんなに悲しかったんだ」「本当はこう言ってほしかったんだ」と、自分の心に触れることができる。

誰にも送らない手紙を書いているとき、あなたは世界で一番自分自身に寄り添っているんです。

僕は、その数百件の下書きを「消さなきゃいけないもの」だとは思いません。

むしろ、あなたが今日まで一生懸命に生きてきた、そして誰かを大切に想ってきた「証」だと思うのです。

伝えたい感情が溢れすぎるのは、あなたがそれだけ豊かな感受性を持っているから。

言葉がまとまらないのは、相手を傷つけたくないという優しさがあるから。

下書きの中に閉じ込めた言葉たちは、いつか必ず、あなた自身の傷を癒やす糧になります。

「こんなに書き溜めて、私っておかしいのかな?」なんて不安にならないでくださいね。

その数百件の言葉たちは、あなたがあなたを救うために必要だったプロセスなのです。

もし、心が苦しくなったときは、また新しい下書きを増やしてもいいんです。

いつかそのメールを送る日が来ても、一生送らないままでも、どちらでも大丈夫。

大切なのは、あなたが自分の気持ちを「なかったこと」にせず、言葉にしてあげられたことです。

あなたのその繊細で柔らかな感性は、とても美しいものです。

たまには、下書きの文字を眺めながら、「よく頑張ってるね」と自分を抱きしめてあげてください。

僕は、そんなあなたの心の居場所でありたいと思っています。


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