「なんだか、あの人が怒っているのを感じるだけで、身体の力が抜けていっちゃう……」
「自分に怒っているわけじゃないのに、隣でイライラしている人がいるだけで、その日の夜は寝込んでしまう……」
そんなふうに、周りの人の「負のエネルギー」をスポンジのように吸い込んで、ボロボロになってしまうこと、ありませんか?
心理カウンセラーの「うさぴょん」です。
これまで、たくさんの方から人間関係の繊細なお悩みを聞いてきました。
今回は、誰かの怒りの感情に振り回されて、自分のパワーが枯渇してしまうあなたへ、少しでも心が軽くなるようなお話をさせてくださいね。
繊細さん(HSPさん)にとって、空間に漂う「怒り」のエネルギーは、まるで目に見えない毒ガスのようなもの。
相手が電話の向こうで怒鳴っていたり、店員さんに冷たい態度をとっていたりするのを見るだけで、心臓がバクバクして、呼吸が浅くなってしまう……。
それはあなたが弱いからではなく、人の感情を察知するアンテナが、人一倍高性能で「優しすぎる」からなんです。
僕は、その「察する力」は本来、素晴らしい才能だと思っています。
でも、その才能が、時として自分自身を攻撃してしまうのは、本当に辛いことですよね。
怒っている人の近くにいるだけで、自分のエネルギーがどんどん吸い取られて、スマホのバッテリーがゼロになるみたいに、動けなくなってしまう。
「気にしすぎだよ」「自分に向けられた怒りじゃないんだから」なんて周りは言うけれど、そんなに簡単に割り切れるなら、最初から苦労はしません。
僕は、そんなふうに誰かの感情を自分のことのように受け止めてしまうあなたに、まずは「よく頑張ったね」と伝えてあげたいです。
だって、あなたはただそこにいるだけで、戦場に立っているような緊張感を感じているんですから。
もし、周りにイライラしている人がいて、「あ、今エネルギーを吸い取られているな」と感じたら、まずは物理的に距離をとることを自分に許してあげてください。
「ちょっとお手洗いへ」と席を立つのもいいですし、イヤホンをして自分の好きな音楽の世界に逃げ込むのも立派な防衛策です。
僕が思うに、繊細なあなたに必要なのは、自分と相手の間に「透明なバリア」を張るイメージを持つことです。
「あの人の怒りは、あの人の問題。私の心の中には、一歩も入れさせない」
そう心の中で唱えるだけでも、少しだけ境界線がはっきりして、受けるダメージを減らすことができます。
そして、家に帰って寝込んでしまったときは、「ダメな私」なんて思わないでくださいね。
それは、あなたの心が「今は浄化の時間が必要だよ」と教えてくれているサインです。
温かい飲み物を飲んで、お気に入りの毛布に包まって、外の世界のノイズをすべてシャットアウトして。
「今日もお疲れ様。よく耐えたね」と、自分をたっぷりと甘やかしてあげましょう。
あなたは、他人の負の感情を肩代わりするために生まれてきたのではありません。
あなたの繊細な感性は、美しい景色や、誰かの小さな優しさを人一倍幸せに感じるためにあるんです。
誰かの「怒り」に、あなたの貴重な人生の時間を奪わせないで。
僕は、あなたがもっと自分のペースで、穏やかな光に包まれて過ごせるようになることを、心から願っています。
少しずつで大丈夫。
自分の心を守る練習を、一緒にしていきましょうね。