相手の悩みを聞いているうちに、気づけば自分のことのように苦しくなってしまう。
そんな優しい心を持ったあなたへ。
今回は、心理カウンセラーの「うさぴょん」として、少しだけ肩の荷が降りるようなお話をさせてください。
あなたは、大切な人の悲しみや苦しみを受け取るとき、まるで自分の肌で直接触れているかのような感覚になることはありませんか?
相手が辛い思いをしていると、自分の心にも同じような「穴」が空いてしまったように感じてしまう。
そして不思議なことに、相手が少しずつ元気になり、日常に戻っていった後も、なぜかあなただけがその重たい空気やダメージを引きずってしまう。
それは、あなたが冷たい人間だからでも、弱いからでもありません。
むしろ、人一倍豊かな共感力を持っていて、相手の心にどこまでも深く潜っていける「優しさの才能」があるからなんです。
繊細さん(HSPさん)は、自分と相手を隔てる「心の境界線」がとても薄いことがあります。
霧の中にいるように、どこまでが自分の感情で、どこからが相手の感情なのかが分からなくなってしまう。
まるで、隣で泣いている人の涙が、自分の頬を伝って流れているような。そんな感覚ですよね。
僕は、その繊細さは本当に尊いものだと感じています。
でも、同時に、あなたがその優しさでボロボロになってしまうのを見るのは、とても心が痛みます。
「相手を助けてあげたい」「力になりたい」という思いが強いほど、境界線は溶けやすくなります。
けれど、思い出してほしいのです。
あなたが相手と一緒に沈んでしまったら、浮き輪を投げてあげる人がいなくなってしまいます。
相手の心に寄り添うことと、相手の苦しみを代わりに背負うことは、実は別のことなんですよ。
もし、今「なんだか自分だけがダメージを引きずっているな」と感じたら、まずは深呼吸をしてみてください。
そして、心の中でこう呟いてみてください。
「この悲しみは、あの人のもの。私の優しさは届いたから、今は私の心に帰ってこよう」
そうやって、少しずつ「心のカーテン」を閉める練習をしていきましょう。
それは冷たいことではなく、あなたがあなたとして、明日もまた誰かに優しく笑いかけるために必要なことなんです。
あなたは、もう十分に頑張りました。
今は、誰かのためではなく、自分の心に温かい飲み物を淹れてあげるような、そんな穏やかな時間を過ごしてくださいね。
どんなに境界線が溶けてしまっても、あなたの芯にある「あなただけの美しさ」は決して消えることはありません。
また心が重たくなったら、いつでも僕にお話ししてくださいね。