幸せを感じれば感じるほど、ふとした瞬間に「あぁ、この幸せもいつか終わってしまうんだ」と怖くなってしまう。
そんな風に、最高の瞬間にわざわざブレーキをかけてしまうこと、ありませんか?
「あとは落ちるだけだ」という予期不安に襲われて、せっかくの今を純粋に楽しめない……。
実は、僕のところへ相談に来てくださる繊細な女性たちの多くが、同じような切なさを抱えています。
今回は、そんな「幸せ恐怖症」のような感覚を持ってしまうあなたに、心理カウンセラーのうさぴょんとして、心をふんわり軽くするお話をさせてください。
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繊細な感性を持つあなたは、人一倍、物事の「美しさ」や「喜び」を深く深く、全身で味わうことができる人です。
だからこそ、その光が強ければ強いほど、その後にやってくるかもしれない「影」に敏感に反応してしまうんですよね。
「こんなに幸せでいいのかな?」「明日には全部消えてしまうんじゃないか……」
そんなふうに思ってしまうのは、あなたが今まで、たくさんの傷つきや、大切にしていたものが指の間からこぼれ落ちていくような経験を、人知れず乗り越えてきたからではないでしょうか。
あなたは自分を守るために、無意識に「予行練習」をしているのかもしれません。
あらかじめ「終わり」を想定しておくことで、いざショックなことが起きたときに、心が粉々にならないように守っている。
それは、あなたが今日まで懸命に生きてきた証であり、あなたの心が持つ「優しくて切ない防衛本能」だと僕は思います。
でもね、せっかくの最高の瞬間に、未来の不安を連れてきてしまうのは、ちょっとだけもったいないなとも思うんです。
想像してみてください。
目の前にとても綺麗な夕焼けが広がっているとき。
「あと数分で暗くなっちゃう、嫌だな」と顔を伏せてしまうのと、
「あぁ、なんて綺麗なんだろう」と、その瞬間のオレンジ色を瞳いっぱいに焼き付けるのと。
どちらが、あなたの心に温かい記憶として残るでしょうか。
未来の不安で「今」を塗りつぶしても、実際に悲しいことが起きたときの痛みが減るわけではありません。
それなら、今の幸せを「貯金」するように、目一杯味わい尽くしてみませんか?
「幸せになればなるほど、終わりが怖い」と感じたときは、自分にこう言ってあげてください。
「そう思うくらい、私は今、この時間を大切に思っているんだね。それだけ素敵なものに出会えたんだね」って。
不安になるのは、あなたがそれだけ「今」を愛している証拠です。
怖がっている自分を否定せず、「大好きだから、失うのが怖いんだよね」と、優しく抱きしめてあげてください。
そして、深呼吸をひとつ。
先のことは、その時の自分に任せれば大丈夫。
繊細で、思慮深くて、愛にあふれるあなたなら、たとえ波が引くときが来ても、また新しい幸せを見つける力がちゃんとあります。
今はただ、その幸せの温度を、柔らかい光を、そのまま受け取っていいんですよ。
あなたは、幸せの中にどっぷりと浸かっていい。
誰よりも、その資格がある人なのですから。
うさぴょんは、いつでもあなたの味方です。