LINEのトーク画面、一番上の名前の下にふっと現れる「入力中…」の文字。
それを見つけた瞬間、心臓がトクンと跳ねて、スマホを握る手に少しだけ力が入ってしまう。そんな経験はありませんか?
文字が出ては消え、また出ては消え……。
その数秒の空白の間に、「あ、今、言葉を選んでくれているのかな」「それとも、書こうとしたことを迷って消しちゃったのかな」なんて、相手の心の揺れを敏感に受信してしまう。
まるで、まだ届いていないメッセージの「裏側」にある迷いや葛藤まで、自分のことのように感じ取ってしまうんですよね。
そのたびに胃のあたりがキュッとなったり、理由のない不安に包まれたりするのは、あなたがそれだけ相手を大切に想い、そして人の気持ちに敏感な「繊細さん」だからだと、僕は思います。
心理カウンセラーとして、多くの繊細な女性たちの恋の悩みをお聞きしてきました。
「入力中…」が消えてしまったあとの、あの何とも言えない静寂。
「嫌われるようなこと送っちゃったかな?」「怒らせちゃったかな?」と、過去の自分の送信メッセージを何度も読み返しては、一人で反省会を開いてしまう。
でもね、ちょっとだけ深呼吸して、肩の力を抜いてみてください。
相手が文字を打っては消しているのは、決してあなたを否定しようとしているからではありません。
むしろ、あなたという大切な存在に対して、できるだけ誠実な言葉を届けたい。傷つけたくない。誤解されたくない。
そんな、相手なりの「一生懸命な優しさ」が、その「入力中…」の点滅に隠れている。
僕は、そう捉えてみてもいいんじゃないかな、と感じるんです。
繊細なあなたは、相手の沈黙や迷いを「ネガティブな兆候」として受け取ってしまいがちです。
でも、それはあなたが「相手の幸せを心から願える、愛情深い人」である証拠でもあります。
もし、画面を見つめて動悸が止まらなくなったら、一度スマホを裏返して、冷たいお水を一口飲んでみてください。
画面越しに相手の顔色をうかがうのを少しだけお休みして、今、この瞬間の「自分の呼吸」に意識を向けてあげてほしいのです。
あなたは、十分に頑張っています。相手を想い、言葉を尽くそうとしている自分を、まずはたくさん褒めてあげてくださいね。
ふっと心が軽くなる瞬間は、必ずやってきます。
あなたの優しい心が、これ以上「入力中…」の文字に振り回されず、穏やかな夜を過ごせることを、僕は心から願っています。