「自分のここが嫌いだなぁ」とか「どうしていつもこうなっちゃうんだろう」って、自分自身のダメなところばかりに目が向いてしまうこと、ありますよね。
完璧にならなきゃいけない、ちゃんとしなきゃいけない。そう思えば思うほど、自分の欠点がまるでお肌のシミのように、隠すべき「汚れ」に見えてしまうかもしれません。
でも、僕は思うんです。欠点というのは、実はあなたの内側にある温かい魅力がキラリと漏れ出してくる「窓」のようなものなんじゃないかなって。
これまでたくさんの方の心の声に耳を傾けてきましたが、皆さんが「これが私の弱みなんです」と恥ずかしそうに話してくれる部分こそ、実はその人の一番愛らしいところだったりします。
例えば、おっちょこちょいな人は、周りの緊張をふっと緩めてくれる優しさを持っています。
自分の意見がなかなか言えない人は、それだけ相手の気持ちを大切にできる、繊細で思慮深い心を持っています。
理路整然とできないのは、それだけ感情が豊かで、理屈を超えた温かさを大切にしている証拠かもしれません。
もし、あなたがダイヤモンドのように完璧で、どこにも隙間がないツルツルな存在だとしたら、周りの人はどこに手をかけてあなたを支えればいいのか分からなくなってしまいます。
どこかデコボコしていて、ちょっと欠けている部分があるからこそ、そこに誰かの優しさがピタッとはまったり、手を取り合ったりすることができるんです。
心理カウンセラーとして多くの悩みを見てきて感じるのは、人が誰かに恋をしたり、深い信頼を寄せたりする瞬間は、相手の「完璧な姿」を見たときではないということです。
むしろ、ふとした瞬間に見えた「弱さ」や「不器用さ」、つまりその「窓」から漏れてくる人間らしさに触れたとき、心はぐっと動かされるものなんですよ。
だから、自分の欠点を見つけて落ち込みそうになったときは、どうか自分を責めないでください。
「ああ、ここから僕の魅力が漏れ出しちゃってるんだな」「この窓があるから、誰かと繋がれるんだな」って、少しだけ柔らかい気持ちで受け止めてみてほしいんです。
欠点を直して完璧な壁を作るよりも、その窓を少し磨いて、あなたらしい光をそのまま通してあげる。
そんなふうに、不完全なままの自分を「それでいいよ」と認めてあげることが、心地よい人間関係を築く一番の近道だと僕は信じています。
あなたは、そのままで十分に魅力的です。
隠そうとしているその部分は、実は誰かにとっての「癒やし」や「愛おしさ」に繋がっているんですよ。
もっと肩の力を抜いて、あなたの持っている素敵な「窓」を大切にしていきましょうね。