納車まで2週間くらいあるらしい。
ので、その間私はワクワクしていた。
ところが…。
その当時、母親のところにいたときに私の世話をしてくれていた地元のRさんという6つ年上の女性がちょくちょく私のところに連絡をしてきていた。
そのRさんはとても口が堅く、むしろ私の味方でいてくれていたが、Rさんに幼い子供がいたので迷惑はかけられない、と思い私からは連絡はしてなかった。
そのRさんから久しぶりに連絡がきた。
そして、今の状況を伝えると
「はぁ!?中古の車で98万?そんなの今すぐ返せよ!」
とすごまれた。
私は喜んでくれると思っていたから少し怖くなってしまった。
なんでそんなことを言われなければならないのか…。
Rさんは結構、きっちりしている性格で、白黒ハッキリタイプだった。
そして話の流れから再婚するかもしれないこと、子供を引き取れるかもしれないことなど色々話した。
そしたら「その彼氏に今度会わせて」と言われた。
私は相手のこともあるし、自分のいる場所もバレたくない。
いくら口が堅いと言っても、その時の私には信用できなかったが、母親と一緒に住んでいる時に一番の理解者で、味方で「お前の母親は最低だ」と冷静に見てくれていた人だけに信用をしたいと思いたいが…。
私は角を立てないように
「相手にも聞いてみるね!長距離だしいつ帰ってくるかもわかんないし!」といってその場は終わった。
けれど、最後に「車は返せよ!」と言われてしまった。
私は電話を切った後、考えた。
自分のやったことが軽率ではなかったか、急いでしまったんではないか…。
けれど「秋田」にいて「車がない」のは死活問題だった。
子供を引き取ったとして、それこそ病気になったりしたらタクシーを呼ばなければいけない。
保育園はそんなに近くにはない、入れる保育園もまだどこになるかわからない…。
なにより「仕事の幅が広がる」
その状況で「車をキャンセルする」ということは、また
振り出しに戻ってしまう。
そう思い、車はそのまま購入することにした。
その後、彼から電話がきた。
話は、車のことや、これからのこと、どこに住むか、どれくらいの家賃でなど…。話は具体的になっていった。
その話で、Rさんのことも話したが、あまりいい返事ではなかったが、「私もお世話になった人だから」ということで承諾してくれた。
次、帰るときにRさんの都合も合えば、という話になった。
バイトは順調に行っていた。
そこに彼も来てくれるようになった
あっという間に2週間になり「納車」の日がきた。
Rさんのことは時間がなさ過ぎてすっかり忘れていた。
納車のときは彼も一緒に居てくれた、私はなにもわからなかったからだ。
そして、無事「納車」が済み、初運転をした。
久しぶりにする運転…
ドキドキしながらエンジンをかけた。
元旦那のお義母さんから買ってもらった車は「マニュアル車」だったから
「オートマ」は初めてだった。
それから運転はほぼしていない。
彼を助手席に乗せ出発した。
「自分で選んで、自分で購入した」ものというのはとても楽しくて嬉しかった
駐車場もきちんと契約して、駐車場に止めた。
その日は、これからどうするか、というような話でいっぱいだった。
私のやることは
・児童相談所に相談しに行く
・施設に話にいく
・市役所にいって保育園の空き状況を聞いてくる
など、やることは満載だったが、これから先のことを考えると全く「苦」にならなかった。
彼は
・アパートの物件探しを一緒にする
・家にある服などを新居にもってくる
・両親にもう一度話をする
など、
彼も時間のない中で一生懸命にやってくれようとしていた。
そんな話をしているとタイミングがいいのか悪いのか
Rさんから電話がきた。
「どうだった?彼の話~」から始まり、車のことももちろん聞かれたが
「は?買ったの?バカじゃない?」とまた怒られてしまった。
けれど、理由もきちんと説明したら納得してくれた。
そして「彼と会う話」
これは、「時間がハッキリわからないから…」というと
「私の方はいつでもいいから」とばっさり言われてしまった。
その時、彼もいたのを知って、
「じゃあこれから行くわ!」ということになってしまった。
Rさんが住んでるところから車で一時間以上はかかる距離だ。
いずれ、ここも近いうちに出ていくしアパートがバレてもいいか、という気持ちになった。
もう彼もいることだし、「怖くない」
と自分に言い聞かせた。
彼は電話の状況を聞いていて「今からくるの?」と聞かれた。そりゃそうだ。
そんな急な話はない。
「うん、そうみたい、ごめんね、とりあえず会うだけでいいから…あっちの時間もあるだろうし会ったら気が済むよ」といった。
そうして一時間くらいの時間で、少し話をしていた。
Rさんは、このアパートにくるのが初めてだった。
場所もさっきの電話で教えただけだ。
そうするとRさんから電話がきた。「多分近くまできたと思うんだけど」
と…。
細かい道はあまりないからざっと教えたら着いたようだった。
コンコン!
「はーい!」
と出るとRさんだった。
玄関で「久しぶり!」と言うと、普通に部屋に上がってきた。
それにもビックリしたが…。
R「あ、どーもー」
彼「俺、横になるわ」
……。
ヤバイ空気が部屋の中に…。
Rさんは私と少し話をして、帰った。
彼は、Rさんが帰ってから、そのまま寝てしまった。
相当疲れていたんだろう…。
次の日の朝、私もバイトが入っていて
起きて準備しようと思ったら…
Rさんから電話が…