親が突然「がんかもしれない」「がんと診断された」とき、
がん? 死んでしまうの? 病院は?
手術? 抗がん剤副作用 吐いて 髪の毛が抜ける?
自分が支えなくては
治るはずだ。いい治療、いい先生を探さなくては・・・
様々なことが頭をよぎります。
本人も家族も、何が不安なのかさえわからない心の重さ
混乱して大切な判断時期をのがしてしまうことも。
そこで今回は
「親が”がん”になったときのサポート」
優先度の高い3つのポイントをご紹介します。
①状況を整理する
②正しい情報を集める
③家族としての寄り添い方
*味方をつけておこう 安心できる相談先
*お金のこと
*セカンドオピニオンのこと
1.混乱を整理する
”がん”という言葉は、死・つらい治療を連想してしまいがち。
(今は「がん=死」ではなくなってきた時代ですが、一般にそのように理解している方は多くないのが現状です)
『混乱』
まずは混乱を整理することから始めるのが大事です!
紙とペンを手に取って書きだします。思いつくままに、あるだけ書き出します。なぐりがきでOK
親のこと
病気のこと 仕事のこと 家庭のこと 経済的なこと 精神的な不安・ストレス 人生のこと がんと診断された親の気持ち 他
自分のこと
自分の健康 仕事 家庭 子供 経済的なこと 精神的な不安・ストレス 人生のこと 親ががんと診断された自分の気持ち 他
書き出したら、赤ペンでグループ分けして整理してみましょう。
💛
課題を見える化したら、次の対処と優先順位が見えてきます。
🙂ビジネスと同じです。
現状をしっかり把握しておかなければ、アクションできません。
まずは現状を、冷静な視点で把握します。
2.正しい情報を集める
現状を把握したら、必要な情報収集。
この時に気をつけること
🧡信頼性の高い情報にアクセスすること。
インターネットにはがん情報があふれています。うっかり偏った情報ばかり集めてしまうと、偏った認識になってしまいます。また、怪しい情報もあふれています。”わらをもすがる立場の人をだますのは簡単”
たとえば、
インターネット上のがん関連の247サイトを調査したところ、ガイドラインに基づいた信頼できるサイトは全体のわずか10%で、逆に危険・有害なサイトは39%だったという報告もあります
(日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科 部長 勝俣 範之先生)
医者でもだまされるほど、がん情報の見分けは難しいのです。
ちなみに「肺がん」インターネット検索すると
上位6つは[広告]の記事でした。薄い字で広告と書かれているので、広告とはわかりにくいです。
書籍なら信頼できそうな気がしますが、やはり注意が必要!
どうやって正しい情報をつかむの?
*主治医の説明をしっかり聞いて理解する
”自分の親の病状がどうなのか”一番よく知っているのは主治医です。主治医の説明を十分理解することが最重要。
一度聞いただけで主治医の説明を理解できる人はごく少数。
できれば説明の時には家族が同席して一緒に聞きましょう。時間的に難しい時はオンラインで同席するという方法もあります。
主治医の説明を録音するのもおすすめです。帰宅して聞き直すなかでわからない用語を調べたり、理解できなかったことについて自分で調べたり、次の受診時に医師に質問することもできます。
メモ持参を
*自分でも調べる
「国立がん研究センター がん情報サービス」というサイトはアクセスしておきましょう。 日本の中でもトップクラスに信頼できる情報源です。
このサイトは専門家によって定期的に情報の内容を吟味精査して更新されています。
学会のガイドラインを調べてみる⇒学会のホームページを見てみましょう。
たとえば
日本乳がん学会のホームページを見ると、「市民のみなさまへ」のページから「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」を読むことができます。
日本肺がん学会のサイトでは「患者さんのための肺がんガイドブック」を読むことができます。
基本を知ることが第1 基本は学会の情報がおススメです。
(よりよい治療法を探したいときこそ、基本を知った上でなければ危ないです)
💛これだけは押さえておきたい医学用語
標準治療
標準治療とは、科学的根拠に基づいた観点で、現在利用できる最良の治療であることが示され、ある状態の一般的な患者さんに行われることが推奨される治療をいいます。一方、推奨される治療という意味ではなく、一般的に広く行われている治療という意味で「標準治療」という言葉が使われることもあるので、どちらの意味で使われているか注意する必要があります。なお、医療において、「最先端の治療」が最も優れているとは限りません。最先端の治療は、開発中の試験的な治療として、その効果や副作用などを調べる臨床試験で評価され、それまでの標準治療より優れていることが証明され推奨されれば、その治療が新たな「標準治療」となります。
国立がん研究センターがん情報サービスサイトより
”標準治療”というと「並みの治療」というイメージですが違います。
『現在利用できる最良の治療』が標準治療なのです。
3.家族としての寄り添い方
たくさんの助言が交錯すると混乱してしまいます。
どうしていいかわからず、なんでも手伝ってあげたり、急にはれ物に触るような態度になってしまうことも。
まずは本人の話をよく聴くことが大切。
いきなり解決を目指さない。何度も同じ話を聴くこともあるかもしれません。それも必要な時間。
家族としておすすめの態度は
「空車のタクシー」
いつでも乗せますよ、手伝いますよ という姿勢で寄り添う
でもいろいろな道は調べておく(信頼性高いがん情報など)
*味方をつけておこう 安心できる相談先
「空車のタクシー」がいい とはいえ、
自分も大変! 仕事もあるし、家事もある。病気の家族を支えなければならない・・・ イライラしてくるときもあります。
「家族は第2の患者」
ひとりで抱え込まない ということは本当に大切。
がん相談支援センターを味方につけよう!
がん拠点病院に設置されています。相談は無料。様々な有益な情報を持っています。病気のこと、経済的なこと、制度のこと、家族のストレス対処の相談にも乗ってくれます。自分がかかっている病院のがん相談支援センターでなくても相談OKです。
私も相談したことがあります。「〇〇療法のことを知りたい」と相談したら、この病院の▽▽先生が詳しいということまで教えてもらいました。
がんの治療は長丁場。家族も相当疲れてきます。
あせらず一歩一歩
ゆっくり呼吸 (^^)/
*お金のこと
がん治療にはお金がかかります。
もしよかったらこちらのブログも参考にしてください💚
*セカンドオピニオンのこと