20代から知っておきたい”不妊”の知識

記事
コラム
こんにちは。
保健師のうさぎです。😀

不妊治療の保険適用が前向きに検討されています。

子どもは授かりもの

産むという選択

いろいろな考え方がありますが、今の日本の状況を知っておくことも大切✨

情報は力
情報はお金に結びつくというのも事実。知らなかったら気づかない&判断も行動もできないので、

このブログでは「3分で読める不妊に関する基礎知識」をご紹介します😃
💚


1.不妊治療にまつわる課題


不妊治療には多額の費用がかかる。(自由診療では料金設定が様々)
医療機関によって技術にばらつきがある。
どの範囲までが保険適用されるのか。
急な受診が必要になり仕事を休まねばならない時がある。働き方は?
など、たくさんの課題が議論されています。


2.不妊治療の医療費


不妊治療にかけている治療費  の調査によると、
10万円以下 9%
10~50万円 20%
50~100万円 21%
100~300万円 35%
300~500万円 10%
500万円以上 5%

*100~300万円かけているかたが一番多いです。 約35%


3.不妊治療で出産している人は人はたくさんおられる


日本全体の出生の16人に1人はART(対外受精・顕微授精)の治療による。


4.不妊の原因は男性側にも50%ある


不妊原因の調査
女性のみに原因がある 41%
男性のみに原因がある 24%
女性と男性両方に原因がある 24%
不明 11%

つまり50%は男性にも原因があるということです。
女性の通院が多いので女性の問題と思われがちですが、男性の原因も忘れてはいけません。

5.不妊とは?


妊娠を希望している健常な夫婦の場合
1か月の妊娠率 20%
12か月の妊娠率 93%

子どもを望む生活で1年以上妊娠しなければ、不妊を考えて受診が勧められます。
*以前は2年間以上子供を妊娠しない方を不妊症と定義していましたが、最近1年間に変更されました。


6.これだけは知っておきたいこと


❤将来妊娠を希望するなら、年齢を考えることは重要!

理由その1

不妊の頻度があがる
25歳~29歳 8.9%、
30~34歳 14.6%、
35~39歳 21.9%、
40~44歳 28.9%

つまり30歳をこえると 5人に1人は不妊に


理由その2

流産が増える
一回の妊娠における流産の頻度は平均的には15%ですが、
加齢とともに増加
40歳以上では妊娠の約半数が流産


年齢があがると、不妊治療しても妊娠できる可能性は格段に少なくなってきます。治療費、精神的な負担、通院の負担なども大きく、努力した分いい結果が出るわけではないという厳しい現実

このように年齢と妊娠が大きく関係するのは、

”加齢による卵子の質の低下”による因子が最も大きいといわれています。




「不妊治療さえすれば、子供は授かるでしょ」
と考えている方もおられますが、
不妊治療の妊娠率はそれほど高いものではないのです。

”年齢”は重要ポイント


ということは覚えておいた方がいいかもしれません。


とはいえ、自分の人生。

知った上で、どんな人生を歩むか決めるのはあなた
(もちろんパートナーさんと)


ちなみに男性
男性の加齢が不妊・流産にどれくらい影響を与えるかまだよくわかっていないそうです。
男性側の不妊原因は 造精機能障害 通過障害 性機能障害などがあります。
肥満・喫煙なども 注意した方がよいです。



不妊についてさらに知りたい方は
日本生殖医学会のホームページが参考になります。

厚生労働省が「不妊専門相談センター」を開設しています。
不妊に悩む夫婦に対し、不妊に関する医学的・専門的な相談や不妊による心の悩み等について医師・助産師等の専門家が相談に対応したり、診療機関ごとの不妊治療の実施状況などに関する情報提供を行っています。
*不妊治療の情報は玉石混合。質の高い情報を得るにはここも活用🧡



💛チェックしておこう!

不妊治療の助成があります。

不妊に悩む方への特定治療支援事業(厚生労働省)
不妊で対外受精及び顕微授精の治療を行う時に30万円の助成金があります。
所得制限なし。1子ごと6回まで。対象年齢は妻の年齢が43歳まで。
厚生労働省のホームページかお住いの市町村ホームページで詳細を確認しておきましょう。

医療費控除のこと
医師による診療等の対価として支払われる不妊症の治療費及び人工授精の費用は、医療費控除の対象となるそうです。最新情報は国税庁のサイトを確認しましょう。


がん治療に伴う妊孕性のことを知りたい場合は下記のブログも参考に💚💚




















サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す