【「しくじり先生」初体験!】

記事
コラム
 私は今日、心理カウンセラー養成学校で
 「しくじり先生」として2時間の講義を
 もたせていただいた。心理カウンセラー
 養成講座卒業生の会の会員の特典である。
 初めてのことで、事前の準備やら何やら
 慣れぬことばかり。あれでよかったのか
 否か、不安も悔いも残して兎に角終えた。
 ご参加をいただいた皆様には、この場を
 お借りして心より厚く御礼申し上げます。
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 今回の講義は、題して、「6つの気づき
 ~私は、しくじり先生~」以前こちらの
 ブログでも紹介した私のおバカな体験を
 題材に「6つの気づき」について理解を
 深め、分かち合おう、というのが狙いだ。
 教科書もフリップも用意し、話す内容も
 頭に叩き込んだつもりが、面白く聞いて
 もらおうとトーク術を駆使(ただの喋り
 過ぎ、とも言う)したのが良くなかった
 ようで、講師(私)が犯したあやまちに
 ついての振り返りと教訓を語るところは、
 残り時間の都合上から、カットせざるを
 得なかった。完全に時間配分ミスである。
 それでも、感想を聞く限り概ね好意的に
 受け取ってもらえていたようで安堵した。
 今度やる時には、確り時間配分をしよう。
 幸い、人前で講義する度胸もついたので。
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 以前にも何度かここで取り上げているが、
 「6つの気づき」とは以下の通りである。
 内的行動:自己の内的成長に繋げるため
      の物事の捉え方。
  ①他人の意見や行動を肯定的に捉える。
  ②何事においても自身の考えや行動を
   再度振り返り考えてみる。
  ③無い物を悔やむのではなく、有る物
   を有難く考える。
 外的行動:他者の内的成長を促すための
      アプローチの仕方。
  ①常に中立的な行動をとる。
  ②他人の意見や行動を批判したり、
   自分の考えを押しつけたりしない。
  ③自分の考えや気持ちは正確に伝える。
 実際には、人間関係には複雑な背景等が
 あるので、これらを実践するのは難しい。
 だが人は、いつ、どこで、どんなことで、
 誰かを傷つけているか分からない。故に、
 「6つの気づき」で振り返る必要がある。
 今日、ご参加いただいた中で、「6つの
 気づき」を自宅のトイレに貼り紙されて
 いるという方がおられたが、こういった
 心掛けの有無から力の差がつくんですな。
 何せ、うちのトイレの貼り紙は、相棒5
 第13話「Wの悲喜劇」登場の亀山家の
 隣(夫が妻を殺す話なので、被害者宅兼
 加害者宅)の家のトイレに貼ってあった
 ものをそのまんま真似てるだけなもんで。
 ●便座には静かに腰を下ろしましょう。
 ●用足し前に水を流すのはやめましょう。
  ここは家のトイレです。
 ●ペーパーは適度に使いましょう。
 ●禁煙にご協力ください。
 テレビ番組に感化されてこんな貼り紙を
 するとは、私も随分底が浅いな、と思う。
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 さて、通常なら、今回のような講座では、
 セラピー・絵画療法・箱庭療法、その他、
 何かを一緒に楽しくやりましょうという
 内容が多いように思うし、また、それが
 常道だと言えそうな気がする。今回私が
 やった一見して楽しむ要素のなさそうな
 講義などはなかなか誰もやらないだろう。
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 私はセラピー・絵画療法・箱庭療法等を
 否定はしないが、あくまで個人としては、
 さほど重きをおいていない。悩み苦しむ、
 それが人間本来の姿であり、やはり人は、
 悩んで、考えて、なんぼだと思うからだ。
 セラピー・絵画療法・箱庭療法等も時に
 使いようによって心理カウンセリングに
 有効となり得ることは認めるが、「絵を
 描いて、箱庭を作って、クライエントが
 救えるか?」と思う自分も存在するのだ。
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 関西では「しくじり先生」は放送されて
 いないので、中古のDVDを1枚買って
 観てみたが成程面白い。こういう授業は
 ありだと思ったし、今日の授業に笑いの
 要素を盛り込むのに大いに役に立ったが、
 忙しさに取り紛れ、鑑賞したのが講座の
 準備を終えてからだったので、教科書の
 作り込み等で、本家とは随分かけ離れた
 「しくじり先生」になったのは否めない。
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 今日の「しくじり先生」が成功したのか
 どうかは分からないが、「6つの気づき」
 の題材として今回の講座で取り上げた話
 (このブログでも何度か話している)は、
 心理学的にも他方面に研究テーマとして
 広げられそうで「6つの気づき」だけで
 終わらせるのは惜しいので、今後、また
 改めて第二弾・第三弾と講座を開くかも
 知れない。尚、初歩的なカウンセリング
 心理学なら教えられるライセンスを取得
 しており、これからの時代、ZOOMを
 用いて教室を持つのもいいかも知れない。
 失敗したら「しくじり先生」として話を
 すればいいだけ、と開き直って積極的に
 自分の未来を切り開いていく姿勢とその
 ための精神的資質が今の自分には必要だ。
 その点、私もまだまだだと言うしかない。
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 駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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