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ココナラブログ
【誰にも私は潰せない】
記事
学び
カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
2021/02/28 20:01
京都でボランティア(芸術展の場内警備)
した後、浜大津まで足を延ばし、一時間
あまりのつかの間の観光を楽しんできた。
ここ一年半ばかり、カウンセラーとして
立つべく、勉強やら何やらでつい出不精
になりがちだったし、楽しむことに目を
向ける余裕など全くなかったのであるが、
今日は、折角京都まで来たことでもあり、
こんな機会は滅多にないしと思い切った。
明日から、カウンセラーとしての宣伝や
その他で今日までとは違う新たな戦いが
始まることだし、いい気分転換になった。
路面を走る地下鉄も見られたし、大津港
からの琵琶湖の美しい眺めも九年ぶりに
堪能できた(元カノとの初デートで一度
来ている)。湖の駅で店舗限定の信楽焼
のぐい呑みも土産に買えた。同じものが
二つとない(手作りなのだから当たり前)
琵琶湖ブルーの正真正銘の限定品である。
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この限定ぐい呑みを買って帰途、電車の
中でずっと考えていたのだが、そもそも
人間一人一人が、言い方は悪いが、誰も
この世に二人と同じ人はいない存在では
ないか。失礼を承知で言い換えれば人は
皆限定品のようなものではないだろうか。
たかが、と言ってはこれもまた失礼だが、
こんなぐい呑みですら、限定品と聞くと、
私でさえ貴重な価値あるものに感じるし、
大事に使おうという気にもなる。それだ。
不思議なことに、物なら「一つしかない
から」「限定品だから」と大切に扱おう
とする我々人間が、甚だ失礼な言い方に
なるが、究極の限定品とも言うべき人間
の一人一人、簡単に言えば周囲の他者を
大切にしない、できない、する気がない。
杉下右京でも「どんなに高価な品よりも
人一人の命は重い」と言うに決まってる。
何より、世界中の何十億人といる人達の
中から、友人・同僚・師弟・その他の何
であれ、様々な形で関わっている時点で
奇跡に近い出会い。それを縁と言うのだ。
「心が欲しければ心で当たれ」と言うが、
どんな関係性であれ、良い縁を望むなら、
先ず、一つ一つの縁を大切にすることだ。
職場その他で新しい仲間を大事にしない、
こんな折角の縁を粗末にするようなこと
では話にもならない。私も胆に銘じよう。
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「他者の存在を認知している」、つまり、
「あなたがそこにいることを私は知って
います」、という意味の「ストローク」。
この「ストローク」については、5つの
望ましいとされる建設的な交流があるが、
これを私自身の体験談を交えて紹介する。
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今日は、④自分の欲しくないストローク
が来たら拒否できる自分になる。である。
●劇団の先輩が、いつも「お前に彼女が
いる筈がない」等と人前で自分を平然
と見下すことに毅然とした態度で接し、
たとえ先輩でも絶対許さない、という
姿勢を見せつけていた。
嘗ていた劇団に、M氏という先輩がいた。
このM氏、他者への礼儀だの思いやりに
欠ける人物で、相手によって態度も違い
(特に、女性にはサービスやら気遣いが
やたらマメだが、男性には、「お前には
そんな気持ちは持っていない」と仲間内
でも扱いの差があまりにもあり過ぎた)、
自分が軽く見ている相手を人前で平然と
侮辱する等、デリカシーにも欠けていた。
ある時、公演の打ち上げの席上で、他の
お客様もいるというのに、あるお客様と
私が話していて、「クッキーさん(私の
愛称)、奥さんは?」と質問されたのへ、
「こんな奴に嫁さんがいる筈おませんて」
と、いきなり話に割り込んできたものだ。
つまらない男だ。これには私も怒ったが、
それ以上に周囲から非難の声が上がった。
それまでは、先輩だからと、ただ無視を
するだけで済ませてきたが、それ以後は、
かかる無礼があった場合、厳しく対した。
毅然とした態度で、自分の無礼で他者が
如何に不快な思いをするか知れと諭した。
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長らく、先輩だからと、無視するだけで
済ませてこられたのは、「あいつに俺は
潰せない」という気持ちが強かったから。
元々、そういう人間をつまらない男だと
思って見ていたので、「あいつに潰せる
ほど俺は柔じゃない」と言えるくらいの
自己肯定感は持っていた。実は、これは、
私自身も相手を軽視しているということ。
勿論、それだけの理由はあるが、たとえ
そうだとしても、人間関係構築において
「目には目を歯には歯を」は害であった。
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「自分の欲しくないストロークが来たら
拒否できる自分になる」の実践ができる
ようになるには、強い自己肯定感を持ち、
相手をも尊ぶ精神的資質が必要なようだ。
その点、私もまだまだだと言うしかない。
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駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
心理カウンセラー メンタルヘルス指導員 / 50代後半 / 男性
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