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【誰にも私は潰せない】

 京都でボランティア(芸術展の場内警備)  した後、浜大津まで足を延ばし、一時間  あまりのつかの間の観光を楽しんできた。  ここ一年半ばかり、カウンセラーとして  立つべく、勉強やら何やらでつい出不精  になりがちだったし、楽しむことに目を  向ける余裕など全くなかったのであるが、  今日は、折角京都まで来たことでもあり、  こんな機会は滅多にないしと思い切った。  明日から、カウンセラーとしての宣伝や  その他で今日までとは違う新たな戦いが  始まることだし、いい気分転換になった。  路面を走る地下鉄も見られたし、大津港  からの琵琶湖の美しい眺めも九年ぶりに  堪能できた(元カノとの初デートで一度  来ている)。湖の駅で店舗限定の信楽焼  のぐい呑みも土産に買えた。同じものが  二つとない(手作りなのだから当たり前)  琵琶湖ブルーの正真正銘の限定品である。 ────────────────────  この限定ぐい呑みを買って帰途、電車の  中でずっと考えていたのだが、そもそも  人間一人一人が、言い方は悪いが、誰も  この世に二人と同じ人はいない存在では  ないか。失礼を承知で言い換えれば人は  皆限定品のようなものではないだろうか。  たかが、と言ってはこれもまた失礼だが、  こんなぐい呑みですら、限定品と聞くと、  私でさえ貴重な価値あるものに感じるし、  大事に使おうという気にもなる。それだ。  不思議なことに、物なら「一つしかない  から」「限定品だから」と大切に扱おう  とする我々人間が、甚だ失礼な言い方に  なるが、究極の限定品とも言うべき人間  の一人一人
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【憧れのトルコライス】

 今日は、母を訪ねて南港ポートタウンの  実家に行って来た。無事に退院し、足腰  の具合も安定しているようで取り敢えず  一安心だが、先日携帯のブザーを誤って  押したらしく、画面表示のことで困って  いたので、その対応と、先日浜大津まで  行った時の土産を渡したいということも  あり、様子を見がてらということである。 ────────────────────  前もって午後1時頃に行くと言ってあり、  最寄り駅に着くや否や先ずは腹ごしらえ。  マクドナルドは、このところ頻繁に通い  過ぎて些か食傷気味だし、餃子の王将も、  居住している八尾の店舗ならば安心だが、  どうもこちらの店舗では私が思うような  メニューにありつけそうもない。なので、  駅に隣接しているショッピングセンター  で早速弁当探しにかかる。懐具合を労り、  舌も腹も満足させるには、それが一番だ。 ────────────────────  最早、年齢的にカツだのから揚げだのの  肉々しいメニューは身体が受け付けない。  今の私には、のり弁当・幕の内くらいが  丁度いいと思っており、今日もそうする  つもりで売り場を探していたのだったが、  目に留まったのが「九州うまかもん市」。  その中で宮崎名物「チキン南蛮弁当」や  福岡の「和牛焼肉重」等数多の弁当には  目もくれず私が迷うことなく選んだのが、  長崎名物「トルコライス」なのであった。 ────────────────────  半分づつスパゲッティとピラフ(或いは  ドライカレー)が盛られている上に豚の  カツがのっている、一皿で三度美味しい、  そん
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