金利が上がると株価は下がる

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配当金の値打ちは、1株当たりの配当金÷金利÷2
この計算式は、債券の考え方から来ています。

割引債券(ワリコーやワリノーなど)と言うものがありました。
割引債券とは、金利先取り債券です。

普通の債券は、額面と利札に分かれています。
例えば額面100万円の債権は、発行日に100万円で購入し満期が来ると100万円が支払われます。

これだけだと利益がないので、利札がついてきます。
例えば年2%だと1年ごとに20,000円もらえます。

それに対して割引債券は、利札がありません。
そのため額面を安く発行します。

例えば額面100万円の債権を96万円で発行し、満期が来れば100万円が支払われます。

つまり利息分で安く購入することになります。

配当金も同じこと。
10円配当で1,000株なら10,000円もらえます。
そして来年も、再来年もと10,000円もらえるとします。

すると、それらのお金を今、一度にもらえると考えた場合今年の分は、10,000円、来年度の分は9,990円、のように少しずつ安くなっていきます。

もちろん永遠にもらうことを想定していますが、ある年数を超えると何円代になるので、影響がなくなります。
また投資家も何時までも生きていないので、投資機関を35年で計算すると

配当金の値打ち=1株配当金÷金利÷2

ちなみに、この計算の金利は、プライムレートで1.45%
細かい計算は、あまり影響ないので0.5単位で行います。
四捨五入で現在は1%
割る2は、35年間の合計です。

これが現在の値打ちです。
でも、これから先配当金がなくなったり、増えたりすると計算が変わってきます。

配当金に変化がなくても、金利が変わると計算が変わります。

良く「金利が上がると株価は下がる。金利が下がると株価は上がる」と言われます。

理由は、金利が上がると、投資家が株を売って債権を買うから。と言われる方がいます。
でも、賢い投資家は、

金利が上がると配当金の価値が下がる。
決して、株を売って債権を買うからではない。

そもそも金利が一度に5%も10%も上がるならそれも考えられるが、0.何%くらいで乗り換えたりしない。
大体、最初から債券の資金と株の資金は分けて考えている。

と言っていました。

その証拠に、個別の株を見ても金利が上がっても、そんなに下げない。
多くの機関投資家が株を投げたら、暴落が起こるのにそうならない。

それは、配当金の減少分が計算されていて、その分下げたらそれ以上売り注文を出さないから。

そこから下がる場合は、何も知らない個人投資家が売るから。と
そして、最後に賢い投資家の明言を1つ。

「株は危険じゃないわ。知らんことが危険やわ。」

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