「健康経営」という考え方があります。
健康経営とは、「働く人たちの健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること」と解されています。
これを見ると何か難しい表現でありますが、「働きやすい職場環境の実現を図ることを通じ、心身の状態が安定して働くことができる環境を整えていく」と解釈できると考えます。
ここでいう健康とは、身体に限らず「心(メンタル)」の状態の安定も含まれるでしょう。
健康経営と働きやすい職場環境とは、表裏一体の関係です。
「働きやすい職場環境」とは、会社内のルールが保たれ、身体の安全や健康だけではなく、メンタル(メンタルヘルス)の状態が安定して働くことができる環境を指すのではないでしょうか?
例えば、「従業員間のコミュニケーションがきちんと図ることができる環境」や、「笑顔がある職場」です。
仮に、職場内でハラスメント行為が横行していれば、従業員間のコミュニケーションや、笑顔どころではありません。
働きやすい職場環境は、離職率が低下(人材の定着率のアップ)し、これにより業務の安定化(業務の質の安定や業務効率のアップ。長く勤務してくださる方々が増えれば、経験やノウハウをもった従業員さんが増える)をもたらし、結果として、経営の安定へつながると考えられます。
まさに、会社にとって好循環が生まれるわけです。
では、働きやすい職場環境・心身の状態が保たれる職場環境を築くためには、どうすればよいのでしょうか?
それは、会社のルールや労働条件がしっかり確立し、示されていることが欠かせず、その役に立つものが「就業規則」であり「雇用契約書」をはじめとする雇用契約書類であります。
会社が率先して就業規則や雇用契約書類を整備し、会社ルールや労働条件を確立・周知することが、これからの会社にとって欠かせない要件になってくるものと考えられます。
人手不足が叫ばれる今だからこそ、人材の定着率アップと関係の深い「健康経営」(働きやすい職場環境づくり)が注目されます。