感情には、味がある \/ 「感情の味」こそが、人生を左右する
感情には、味がある「感情の味」こそが、人生を左右する
/ 新シーリズ /無料・有料 /感情には、味がある。これは、新しく始まる連載です。同じ言葉の感情でも、生まれ方によって、手触りがまるで違う。そんな、感情の「質」にまつわる話を、ゆっくり綴っていきます。案内するのは、響子という女性。彼女の声を通して、少しずつ言葉にしていきます。ねえ、あなたにも、こんな経験があるんじゃないかな。同じ「嬉しい」でも、誰かに褒められた嬉しさと、大切な人とただ他愛のない話をしていて生まれる嬉しさって、まるで違う手触りをしてる。同じ言葉なのに、味が違う。そのことに気づいてる人は、案外少ない。名乗るのが遅れたね。響子(きょうこ)といいます。あたしがどういう人間かは、追い追い話していくとして。今日は、ずっと前から気づいてたのに、言葉にしてこなかったことを、はじめて言葉にしてみようと思う。あたしは、感情って「味わうもの」だと思ってる。甘い、辛い、苦い。味には違いがある。でも、どんな味でも「美味しい」がちゃんとあれば、それは満たされる。感情も同じ。充実感、満足感、幸福感、快感。味は違うけど、質が高ければ、どれもあたしたちを満たしてくれる。そしてこれは、単なる比喩の話じゃない。この「感情の味」こそが、人生を左右してる。関係も、仕事も、健康も。今どんな味に自分がいるか、それがそのまま、その人の在り方を作っていく。そうあたしは感じてる。だから今日から、この味わい方を、少しずつ言葉にしていきたい。味には、三つの違いがあるまず、今の自分がどんな味の中にいるか。それを見分ける手がかりを、三つ持っておくといい。一つ目は、続
0