群居衝動と渋谷ハロウィン
10月下旬に渋谷でハロウィン仮装があったようですね。 自粛などもあり集まって発散したい人が大勢いたようです。渋谷ハロウィンを例にとって群居衝動を説明していこうと思います。はじめに群居衝動とは人間が持っている「欲求」のひとつで一人でいることが怖いという「恐れ」からくる行動です。人間は家族や会社や学校などといったグループを作り群れをなして生きていますが、群れを作って生きてきた人間は「一人でいること=生存できない」ことになり恐怖につながります。この恐怖を緩和するために起こる「集まりたい」「安心したい」という欲求を「群居衝動」といいます。ハロウィンでやたらと集まったりするのは自粛などでこの衝動がいつも以上に働いているからですね。大人数で集まるだけなら解決じゃないかと思うかもしれませんが、そこでもう一つの「本能的な衝動」が出てくるようです。それが「自己重要感」というものです。「自己重要感」は他者と競合したり「自己表現力」とも呼ばれていて他者に対して自分を認めさせ自身の「価値」を上げたいという欲求です。これは自分の能力だったりセンスを生かして社会に対して自己表現することができますが、社会やグループの中でそれができない場合はもっと直接的な方法があります。”それが「会話」をすることです”会話をするとその人どうしで「感情の交流」が起こるので、渋谷ハロウィンのような大人数がひしめき合う場所では会話すればするほど、騒げば騒ぐだけ「感情の交流」が起こります。自己表現には仮装も一役買っていて、自分の着たい仮装を自由に着ることができ、これによって「自己重要感」と「群居衝動」が満たされることになります。そし
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