#230 「オムレツ」と「卵焼き」 違いはある? 海外ではどう作る?
「オムレツ」と「卵焼き」 違いはある? 海外ではどう作る? 専門家に聞く
日本でよく食べられる卵料理といえば、「オムレツ」と「卵焼き」ではないでしょうか。
どちらもなじみ深い料理ですが、オムレツと卵焼きは何が違うのでしょうか。
また、オムレツは国によって作り方が異なると聞きますが、主にどういった種類のオムレツがあるのでしょうか。洋食の業界団体の担当者に聞きました。
明確な違いはなし 溶き卵を使う点で共通
岩波書店が発行する国語辞典「広辞苑」で卵焼きの意味を調べると、「鶏卵を溶き、調味料を加えて焼いた料理。魚のすり身などを加えることもある」とあります。
一方、オムレツは「溶いた卵を塩・こしょうで調味し、紡錘(ぼうすい)形に焼いた料理。また、肉・野菜などを卵で包み込んだり、卵に混ぜ込んだりして焼く」と書いてあります。
「紡錘形」という形がポイントのようですが、専門家はどのように見るのでしょうか。
一般社団法人日本洋食協会の岩本忠会長に聞きました。
Q.そもそも、「オムレツ」はどの国で生まれた料理なのでしょうか。また、「卵焼き」と何が違うのでしょうか。
岩本さん「フランス発祥の料理という説があります。
ただ、オムレツに似た卵料理はヨーロッパ各国に存在するため、実際にどの地域で生まれたかは定かではありません。
日本では、オムレツは『紡錘形(円柱状で真ん中が太く、両端が次第に細くなる形)に焼いた卵料理』と考えられていますが、海外では『スパニッシュオムレツ(トルティージャ)』(ジャガイモなどを使うスペインの卵料理)のような、円形に焼いた卵料理などもオムレツとして認識されています。
そ
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