#35 価格調整を勘でやらない。OTA時代の需要予測と料金設計の基本
はじめまして、旅猫のワタナベです。私たち旅猫は、OTA(じゃらん・楽天など)運用の代行や、宿泊施設さまの集客支援を行っています。近年、宿の料金設計は「なんとなく周辺相場に合わせる」だけでは難しくなってきました。JNTOによると、2026年2月の訪日外客数は346万6,700人で、2月として過去最高を更新しています。加えて、楽天トラベルではAIが条件をくみ取って宿を比較提案する「AIホテル探索」も始まっており、宿はこれまで以上に“比較される前提”で料金と見せ方を整える必要があります。1.まず見るべきは「感覚」ではなく予約の動きです料金調整で最初に見るべきなのは、周辺の雰囲気ではなく、自館の予約の入り方です。何日前から予約が動くのか、平日と休前日で差があるのか、連休前後で伸びるのか。こうした傾向を見ずに価格を動かすと、安売りしすぎたり、逆に取りこぼしたりしやすくなります。じゃらん・楽天などの管理画面、自社予約、前年同月の動きを見ながら、「いつ・どのプランが・どの価格帯で動いたか」を把握することが基本です。2.料金は一律で動かさず、プランごとに役割を分ける料金設計で大切なのは、全プランを一気に上下させないことです。たとえば、基本となるスタンダードプランは軸として置きつつ、早割で早期需要を取りにいく、直前割で空室消化を狙う、連泊プランで滞在単価を上げるなど、役割を分けて設計するほうが売上を作りやすくなります。国内OTAでは、価格そのものだけでなく「どういう条件で見せるか」も重要です。安くする前に、プラン設計で需要に合っているかを見直すことが大切です。3.需要予測は“特別な分析”ではなく
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