通勤途中に出会った、セミの抜け殻の話

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コラム
通勤途中の、何気ない朝のことでした。

通勤途中の家の軒下に、
セミの抜け殻がしがみついていた。

歩道のすぐ横、
風が当たるような小さな軒なのに、
落ちることなく、そこにいた。

夏が過ぎても、
台風の日のあとも、
変わらずそこにいた。

朝、通るたびに、
心の中で「おはよう」と声をかけていた。

ある日、
雨と風の強い夜のあと、
そこにはもういなかった。

落ち葉の中に紛れていないか、
足を止めて探してみたけれど、
見つからなかった。

いなくなってから、
しばらくの間、
少しだけ寂しかったのを覚えている。
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