腰痛の本当の原因は「腰」ではなかった
こんにちは
山内流認定セラピストのかおるです。
今回は 「腰痛は実は“腰”が原因ではない」 というお話をします。
腰痛は老若男女、誰もが一度は経験する身近な不調です。 腰は“身体の要”。
ここにトラブルが起きると、日常生活が一気に不自由になります。
さらに腰椎の状態が悪化し、神経が圧迫されると、足のしびれや痛みまで引き起こしてしまいます。
多くの方が ・腰を揉む ・ストレッチをする ・湿布を貼る ・腹筋・背筋を鍛える といった対処をしていますが、
「なかなか根本的に改善しない」
という声を本当によく聞きます。
その理由はシンプルです。 腰痛の本当の原因は、腰そのものではないから。
なぜ腰痛は起こるのか?
この話を理解するには、約600万年前までさかのぼる必要があります。
そう、 人類が二足歩行を選んだことです。
二足歩行によって私たちは手を自由に使えるようになり、文明を大きく発展させました。 しかしその代償として、身体には2つの大きな負担が生まれました。
二足歩行がもたらした2つの弊害
① 四足動物のような「肩への刺激」がなくなった
四足動物は歩くたびに、前足(肩)に体重が乗ります。 その瞬間、背中側の筋肉と同時にお腹の筋肉も自然に働き、 腰椎周りは常に安定した状態が保たれます。
一方、人間の二足歩行では、 肩への荷重刺激がほぼゼロ。 その結果、背中やお腹の筋肉が働きにくくなり、腰を守る力が低下してしまったのです。
② 腰椎に「反り」が生まれた
四足動物の背骨はほぼ一直線です。 しかし人間は直立したことで、腰椎に前弯(反り)が生まれました。
このカーブ自体は本来、衝撃を吸収するために必要なものですが、 バランスを崩すと腰痛の大きな原因になります。
この2つの影響によって、 年齢ごとに異なるタイプの腰痛が生まれました。
① 20〜40代に多い「腰椎ストレート化」
長時間のデスクワーク、スマホ操作、運転。 座る時間が長い現代人は、腰椎のカーブが失われ、 腰がまっすぐになる「腰椎ストレート化」を起こしやすくなっています。
腰椎のカーブが失われると、 衝撃を吸収できず、腰の関節に直接ストレスがかかります。
この状態で重い物を持ったり、体をひねると、 椎間板が後方へ飛び出しやすくなり、 椎間板ヘルニアにつながります。
特に20〜40代は椎間板に水分が多いため、発症しやすい年代です。
解決のカギは「腰を動かさないこと」
ストレート化した腰を、無理に腰の運動で改善しようとするのは逆効果。
重要なのは 肩甲骨を動かし、僧帽筋下部線維を働かせることです。
肩甲骨が動くことで、背中側の筋肉が連動し、 腰椎に自然なカーブが戻ってきます。
「腰が悪いから腰を動かす」 この常識こそが、腰痛を長引かせている原因なのです。
② 60代以降に多い「腰椎の反りすぎ」
もう一つは、腰椎の反りが強くなりすぎるタイプの腰痛。
原因は明確です。 お腹の筋力低下。
お腹の筋肉が働かないと、腰椎はどんどん反っていきます。 その結果、
・立っていると腰が痛い
・歩くと足がしびれる
・少し歩くとしゃがみ込みたくなる
こうした症状が出てきます。
脊柱管狭窄症や腰椎すべり症と診断される方の多くが、このタイプです。
絶対にやってはいけないこと
このタイプの腰痛で ・腰を反らすストレッチ ・腸腰筋を伸ばすストレッチ を行うと、症状は悪化します。
必要なのは、 四つ這い姿勢でお腹の筋肉を目覚めさせること。
四つ這いになるだけで、肩とお腹に荷重がかかり、 人間本来の安定した身体の使い方が戻ってきます。
まとめ
腰痛の原因が「肩」にある理由は、 人類が二足歩行を選んだことにありました。
✔ 20〜40代に多い腰椎ストレート化 → 原因:座りすぎ → 解決策:肩甲骨を動かす
✔ 60代以降に多い腰椎の反りすぎ → 原因:お腹の筋力低下 → 解決策:四つ這いで腹部を刺激
腰痛になったら、まず「肩」を疑う。
これを知っているだけで、 腰痛への向き合い方は大きく変わります。
ぜひ今日から意識してみてくださいね。
あなたのサポートができたら嬉しいです!
今日もありがとうございました。
かおる
Reboot Body Lab ゆるるな
― 整えるを超えて、“再起動”する ―