変形性膝関節症になる前にできること
こんにちは!
山内流認定セラピストのかおるです
今回は、変形性膝関節症の原因と、初期段階でできるケアについて解説します。
なぜ変形性膝関節症になるのか?
膝関節は、硬い骨と骨が衝突しないように滑らかに動く仕組みになっています。しかし、体重がかかることで骨同士がぶつかると、軟骨や関節に負担がかかり、変形が進行してしまいます。この“衝突”を最小限に抑えることが膝を守る鍵です。
初期段階で問題になるのは、お皿(膝蓋骨)の動きの悪さです。お皿の裏も軟骨で覆われており、正しく滑らないと膝関節全体に負担がかかります。つまり、膝の痛みの多くはお皿の滑走性(滑らかさ)の低下から始まるのです。
お皿を動かす筋肉と膝の安定性
お皿の動きを支えるのは、大腿四頭筋の中でも以下の筋肉です。
外側広筋
内側広筋
中間広筋
これらがしっかり働くと、お皿が上に持ち上がり、膝関節を筋肉で包むように固定できます。これにより骨同士の衝突が減り、膝関節が安定するのです。
しかし、出産後や長期間座りっぱなしの生活では、これらの筋肉がうまく働かず、膝を守る仕組みが失われます。その結果、お皿の滑走性が低下し、膝関節にストレスがかかる歩き方になってしまいます。
特に、出産後の女性は膝痛になる可能性がかなり高く、断トツにも多いのです。その膝痛になりやすい理由は、大きく3つあります。
① 妊娠〜産後で骨盤が開いたままになる
骨盤が開き、太ももの筋肉が安定して働きにくくなることで、お皿を支える筋肉(大腿四頭筋)がうまく連動しにくくなります。
② 抱っこ・授乳で下半身に負担
抱っこや前かがみ姿勢が続くため、太ももの前後のバランスが崩れ、膝が不安定になります。
③ 運動量の減少
出産後は歩行量が減るため、お皿を持ち上げる筋力が低下しやすく、膝のお皿が「正しい位置」に戻りにくくなります。
これらの要因が重なり、産後半年〜数年経ってから膝に違和感や痛みが出るケースが非常に多いのです。
初期サインの見つけ方
初期の膝痛のサインは、膝蓋骨の下に圧痛や違和感があることです。膝を軽く伸ばした状態でお皿の裏を押してみて、痛みや圧を感じる場合は滑走性が低下している証拠。ここからケアを始めることが重要です。
関節内に水が溜まる場合もあります。水が溜まると膝が炎症を起こしやすくなりますが、初期段階であればセルフケアで改善可能です。
運動療法の落とし穴
よくスクワットなどの運動が膝に良いと思われがちですが、膝関節の安定に直接関係ない筋肉ばかり鍛えると、かえってお皿の滑走性が悪化することがあります。大切なのは、膝関節を安定させる筋肉を活性化することです。
お皿の滑走性を取り戻すセルフケア
お皿の動きを改善するには、以下の手順が効果的です。
1.膝を軽く伸ばしてお皿の動きを確認
2.膝蓋骨の上・内側・外側から軽くチョップする(反射を刺激して筋肉を活性化)
筋肉が収縮してお皿が滑るようになったら、歩く前に準備運動として行う
これだけで、膝関節を守る筋肉の働きがアップします。膝がすでに腫れている場合は、セルフケアに加えて病院での診察が必要です。
歩き方のポイント
お皿の滑走性を保つ歩き方は、足裏をしっかり設置して膝を軽く曲げ、体重移動とともにお皿がスムーズに滑ることを意識することです。この歩き方を習慣化することで、膝関節への衝突を防ぎ、変形の進行を遅らせることができます。
初期段階からのケアが未来を変える
膝の問題は、初期段階で気づくことが何より重要です。お皿の滑走性を取り戻せば、変形が進んでしまった方でも歩行能力を改善できます。
100年歩き抜ける膝を目指すなら、まずはお皿の動きをチェックし、セルフケアで筋肉を活性化しましょう。
山内流の広筋ケアと膝蓋骨スクワットを一緒にやりませんか?
あなたのサポートができたら嬉しいです!
今日もありがとうございました。
かおる
Reboot Body Lab ゆるるな
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